大森元気の制作日誌

2018年以降の大森元気制作日誌です

オルタナカントリーロック、制作会議(2018.2.8)

この制作日誌は3ヶ月半ほど時差があります(すみません)

リアルタイム情報としまして、自主レーベル10周年記念&大森元気の30代を振り返るベスト盤『メランコリー OOMORI GENKI 2009-2018』が発売になっています。15曲中12曲が聴けるダイジェスト試聴はこちら

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日誌に戻ります。まだ2月です...

バンド”花と路地”をやっていた頃にメンバーの渡瀬君(注1)に教えてもらったバンド“beachwood sparks”を数年ぶりに聴く。もちろんかっこいいとは思ってたけど、僕はいつも自分のマイブームの音楽ばかりを繰り返し聴き、それ以外は本当にまったく聴かなかったりするので、このバンドもあんまり聴きこめていなかった(渡瀬君ごめんなさい)。久しぶりに聴いてみるととてもよくて、自分の今後の作品のヒントになりそうだと思えた。

注1)渡瀬賢吾...bjons, roppen, クララズ(サポート)等で活躍中のギタリスト、ペダルスチール・プレイヤー。花と路地でともにプレイした他、大森元気ソロ名義のレコーディング・ライブにも参加してもらっています。

スチールやエレキが音響的に、リバービーに入っている感じ。カントリーすぎない、最新の洋楽の感じでカントリーロックをやるというアプローチ。 


BEACHWOOD SPARKS LIVE IN RADIO3 - TVE2 - 2000 - 2ª PARTE

花と路地をやっているときは、こういうアプローチで、「オルタナ・カントリーロック・バンド」になれたらいいなあと思っていた。カントリーロックという古臭い音楽を”現代的解釈”で鳴らす。そうすればギターロックをやっているバンド達とタイバンしてもお客さんに楽しんでもらえると思ったし、「カントリーはなんとなく苦手」だとか「なんとなくダサい」という先入観を持っている若いお客さん達にも何かしら感じてもらえるかなと思ったものだ。


Beachwood Sparks - By Your Side

と言いつつ、矛盾するように、もっとマニアックというか、音楽”通”向けのバンドにも最後まで憧れていた。花と路地を組む前に僕がやっていた南風(注2)の延長、ハンバートハンバートビューティフルハミングバードとか、ラリーパパ&カーネギーママや、60~70年代の伝説のバンド達や。乱暴に言えばギターロックとはタイバンしなさそうな、オーガニックなイベントに呼ばれそうなイメージ。まぁそれになるには知識も、経験も、実力もまるで足りなかったのだけど。

注2)南風(みなみかぜ)...僕が残像カフェと並行して2003年ごろから始めた大所帯アコースティックバンド。ビューティフルハミングバードの2人、ハンバートハンバート佐藤良成、寺尾仁志、萩原キョーコ、萩原拓、高木コータローの固定メンバーの他、倉谷和宏(旭荘201)と村田シゲ(口ロロ)は音源にも参加、さらに伊賀航、オータコージ、田辺マモル等もゲスト参加歴ありという豪華な顔ぶれで、年に2~3回ペースで不定期に活動した。それぞれ多忙になり数年で自然消滅。

今思えば、どっちとか決めなくてもよかったのかも知れないし、そのままでもかっこよかったと思うけれど、バンドとしての方向性や、さまざまな有り無しの線引きや、目標とするイベントの種類や、競演バンド選びなど、もっと意識的になって、狙って運営したほうがいいのでは?と悩み始めたのでした。(売れてるバンドは皆そうしてると思ったし)

やってるときは本当に楽しい思い出しかないけど、全然進んでいかなくて、焦っていったのでした。休止してしまって今何を言っても仕方ないけれど、これからに活かすヒントにはしたいなと思っている。だからBeachwood Sparks、このタイミングでちゃんと聴けてよかったと思う。

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2/8(金)
曲順検討中。冬のスリー(仮)はやはり不要か?

2/9(土)
制作会議。制作するメディア形態について検討。今どきCDで聴くのはカーステくらいで、あとはすぐスマホやPCに移して聴くことがほとんどなのでは?データで買うことも普通になってきたこのご時世、CDにこだわるべきかどうか。役目だけで言えばCDRでも十分、ただし、やはり手作り感が強いし、流通にも対応していない。CDとCDRでは予算的にかなりの差があるので慎重に検討したいところ。

別の方法として、まずデータのみで、ストリーミングサービスや配信で数曲ずつ発表。それをプレゼン資料としながらレーベルを探すだとか、それが見つからなくてもCDのための資金源としてデータ販売を先にするというのはいいかもしれない。(とは言え僕らの世代はデータで買わない人達もたくさんいるからそこは考えどころだが...)

自主レーベルOURLIFE MUSICは今年10周年になるけれど、資金もなかったし、ノウハウもなかったし、売り込みや流通の努力ということで考えるともっと頑張れたことや怠ってきたことがたくさんある。それについては反省するばかり。今後はもっともっと頑張らなければ。。