大森元気/残像のブーケの制作日誌

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録るまで行って曲は完成する / 岡田梨沙ドラム録り(2018年8/30~9/3)

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バンド形態の曲を当初の2曲からの5曲に増やしたが、いろいろと構想していくなかで、どうしても入れておきたい曲がまた出てきた。それでさらに2曲追加することにした。
それが「boys&girls」「リフレイン」でそれぞれ梨っちゃん(岡田梨沙)と北山さん(北山昌樹)にドラムをお願いすることにした。


8/30(木)
●「リフレイン」
ガイドトラック作成済みだが、テンポをあげることにした。作り直す。

「ぼくの~」
ナカジよりDメロ修正版Gt届く

●春に鍵盤で参加した世田谷ピンポンズAb『喫茶品品』リリース情報が解禁。各ネットニュースにも取り上げられ(ナタリー / CINRA.NET ほか多数)盛り上がりを見せている。久しぶりにネットニュースに名前が出て浮かれる笑

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8/31(金)
「リフレイン」
テンポを上げたが(139)、解釈を変えさらに上げて142で録り直し。この日は答え出ないがひとまず北山さんに送る。


9/1(土)
「ぼくの〜」
ナカジのギター、パラデータ(ギターだけのデータ)届く。

●「リフレイン」「boys & girls」
ガイドのプロジェクトファイルを足立くんに送信。「リフレイン」は、結局3つのうち真ん中テンポ(139)でいくことにした。

●神戸・三宮バックビート年内閉店のニュースが飛び込んできた。
西への遠征では必ず組み込んで、ブッキングマネージャーN氏や競演のミュージシャン達にはいつも良くしてもらった。年に何回も出演していた頃もあったなあ。ショックを隠せない。


9/2(日)
●「メランコリー」
・エレピ2の修正
・メロトロンの音色かえフレーズも一部修正。
・以前打ち込みで作った同曲のデモを久しぶりに聴いてみる。そちらは全編にストリングスが入っていて、久しぶりに聴いたら必要に思えてきてしまった。今回は入れない予定だったが試しに当ててみることに。そのまま深みにはまる。深夜までフレーズをあれこれ模索。


●「ぼくの~」
ナカジのギターを仮で編集してみる。

●「boys~」「リフレイン」
明日のドラムとりの準備(歌詞など)。譜面はすでに書いてある。



9/3(月)
いよいよドラム録音当日。2人同日に録れることになりました。

「boys & girls」先日も少し書いたが、梨っちゃんとかつてやっていた“Somebody meets the Waltz”(以下SmtW)時代の曲。10年も前の曲だけど初録音となりました。

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月曜日は大森さんのレコーディングでした☺︎
あの曲をきちんと録音できて、
そして少しの意思みたいなものもちゃんと足せて嬉しかったです。
完成が楽しみ!

と梨っちゃんも書いてくれてました。

リリースの規模やかける予算などのこともあるけれど、ともあれ曲って、録音して形にするまでをやらないとちゃんと完成したことにならないような気がするのです。

何度ライブで演奏したとしても、録音しないことには未完...とは言わないまでも心の片隅に片付かない荷物みたいな存在でずっと引っかかったままになってしまうんですね。

この曲をレパートリーにしていたSmtWや、その前にやっていた“Everybody has the Waltz”は短命で休止してしまったので全然録音まで行けなかった。花と路地だって14〜5曲とっていたのに結局4曲しかリリースできなかった。

そんな結果にはそれぞれ理由があるけれど、やっぱりすごく心に引っかかったまま5年も10年も経っている。だから「boys&girls」も録れてよかったなぁ。

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かと言って過去曲ばかりを集めたアルバムを作るのが良いかというと、それは微妙で。自己満足になってしまう気もする。あくまで新作を録る中で、今回みたいにうまいことハマるなら未録曲を入れ込むということはこれからもしていけたらいいなと思う。

そうやって録っていくと、当時のそのままをなぞるのではなく今の気持ちで曲に取り組むことができる。当時できなかったことができるようになっていたり(その代わり、若さゆえの蒼さや勢いは減っているけど)。解釈だって変わることだってある。

そういうのを楽しみながら録音するって素敵なことだと思うのです。梨っちゃんが書いてくれたこともそういうことだよね。

あとは一刻も早く録りとミックスを終わらせること。途中で投げ出さないこと。花と路地はそのパターンあったからなぁ、、頑張ります。

 

録音日同日ですがもう1曲「リフレイン」については次の記事へ持ち越します。