大森元気/残像のブーケの制作日誌

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ティザームービーを一気にたくさん作る / スパム扱いされる / YOUTUBE収益化の件 / 配信スタート(2022.4.13-4.19)

前記事と同じ場所。こちらは採用バージョン。最初は距離があったカップルが彼氏のいたずらをきっかけに彼女から腕を組んで寄り添う。そんな偶然の名シーンを収録。

MVの差し替え案とYOUTUBE収益化の話

2022.4.13(水)~15(金)
先日ロケした動画素材を全てボツにしつつあったタイミング。配信解禁まであと6日。何かは公開したいが人に頼むにも時間がない。そこで考えた代案が2つ。

◆代案1:「ぼくの愛する暮らし」の差し替え版MV案
2年前に公開したこの曲のMV。音源はコンピ収録mixを使用しておりアルバムと微妙に違うアレンジになっている。(演奏テイクは同一だが全体を通してエレキギターが1本多く、その他の楽器の音色やバランス違っている)。

そこで新たにアルバムVerの音を使ったMVを作る案。といっても映像は使い回し、音だけ差し替えるのが現実的か。歌詞の字幕を付けていなかったのでそれを追加するのもよいかも知れない。

→編集画面がうまく開かず断念。(PC内の保存場所を移動したりHDDを新調したりしていたため)

YOUTUBE収益化にひっかかってくれない話
(上記のとおり結局は断念することになったが)映像は同じで音だけ差し替える意味ってあるの?という感想があると思う。しかし「何でもいいから公開したい」というプロモーション的意味とは別にもう1つ理由があった。

同曲のコンピmixはYOUTUBE収益化の設定になっていない。これはTUNECORE経由でYOUTUBEの収益化を図る場合、コンピの場合は還元率が相当低いことによる(コンピ主宰者の怠慢ではない)

これに対しアルバム曲は収益化の設定にしているため、アルバムmixを使用したMVを作ることでその解決にもなる。そんな理由もあって、上記の「音だけ差し替える案」もよいアイデアに思えたのだった。

だがそもそもの話、ミックス違い程度であれば同一楽曲とみなされて収益化の対象になっているはずなのだ。しかしどういうわけかAIにひっかかってくれず謎だった(少し前にYOUTUBEに問い合わせもしたが、ユーチューバーのような契約が必要になるみたいなことが英語で書いてあって、それには条件が満たなかった)。

メジャーの楽曲ならミックス違いどころか第3者のカバーすら対象となるのにその違いは何だろう。再生回数でその精度が変わってくる?

<後日追記>
しばらくはそんな状況だったが、後日、コンピmixも収益化の対象になっていた。再生回数なのか、時間差があっただけなのか?詳細は不明だがとりいそぎ解決ということで。

ただ、今後自分(や誰か)がカバーやライブVerをアップしたときにちゃんと収益化になるのか。それは気になるところだ。(自分のほかの曲でもテイクが違うものは対象になっていないなあ)。まあ僕の現状では再生回数が少ないので収入に大きく関わることではないのだが、なんとなく気分的な問題。損した気持ちになってしまうなあと。


スピッツのTVCMとティザー動画のアイデア

代案2:Teaserムービー案
話がそれました。上記 代案1を断念したところで、次に考えたのはティザームービーを作る案。

前記事のとおり、先日ロケで撮ってきた動画素材は尺が足りなかったりイメージに合わなかったりでボツにしつつあった。しかしそれらを使って1コーラスだけとか、もっと短くサビだけとか、そういうティザー動画を作る案を思いつく。フルなら使えなくてもティザーなら形になりそうに思えた。


◆きっかけはスピッツの古いTVスポット
きっかけはYOUTUBEで偶然観たスピッツの95年当時のテレビCM。(当時も観てたはずだが記憶にないなあ)感動とともに、こんな感じで短いものを作るだけでプロモーションとしては充分だなあと。逆にフルでMV作るより気軽に観てもらえそうだなと。

youtu.be

↑この日観たのはこれじゃなくて「あじさい通り」単体のやつだったけど記事書くにあたり見当たらなかったのでこちらを貼っときます。(削除されたらご了承を...)


◆たくさん作って一気にアップする作戦

曲は「メランコリー」か「恋は終わってしまった」か。その両方でもいいかも。そうこうするうちに、1~2曲ではなくもっとたくさん作って一気にアップしたら面白いのでは?という作戦を思いつく。

フルコーラスのMVでそれをしてしまうと(人気のあるアーティストは別だが)全部ちゃんと観てもらえないかも知れない。けれどティザーなら上記のCMのように気軽に観てもらえるし、たくさんあっても次々に観てもらえそうだ。逆に多ければ多いほどインパクトも大きくなってよいのでは。

早速編集に取り掛かる。「メランコリー」「恋は終わってしまった」など。遊歩道を歩く人々を登場させているが(顔は映していないものの)肖像権との兼ね合いで難しいところ。

冒頭キャプチャー写真のカップルは本当神がかっていた。離れて歩く→彼のいたずら→彼女から腕を組む一連のストーリー。歌詞にも合っていて。もう本当にこの2人に正式にオファーしてフルで制作したいなあ。(今回のものは訴えられたら削除になるので今のうち観てもらえたら、、、。当ページ下に貼ってあります。曲は「メランコリー」)

4.14(木)
音楽サイトUROROSさんにてリリース情報が掲載された。

 

スパム扱いされてfacebook投稿が制限される事件

4.15(金)~17(日)
◆コメント追加
ミュージシャン&著名人からのコメント、第2弾公開。6名追加。
→木村ひさし(Clingon)、伊藤健太(ベーシスト)中村ジョー(中村ジョー&イーストウッズ、ex.ザ・ハッピーズ)、うちだあやこ(dodo)、松井泉(Percussion/ ex-bonobos/ YOUR SONG IS GOOD/ ikanimo)井乃頭蓄音団 ヒロヒサカトー。

すでに公開済
佐藤満春 (お笑い芸人どきどきキャンプ/放送作家)、庄司信也 (クリエーティブ・ディレクター)、行達也 (元mona records)、タバティ (ビューティフルハミングバード)、寺尾ブッタ (青山月見ル君想フ)、中嶋佑樹 (SPIRO)、楽しいよふかし、長坂雅司 (夢見る港, noom, ex.chikisounds)、凹川拓真 (みどりかわさん)おチョコ 斉藤智、前田栄達 (higebossa SOUND SERVICE)鈴木恵TRIO 鈴木恵、安田太 


◆FBにてスパム扱いされ利用制限が....
facebookにて、自身の投稿がスパム扱いされ利用に制限が。自分の投稿が一部削除されたり、ホームページへのリンクを含む投稿が自分だけでなく誰からも投稿できないという深刻な状況に。

理由を考えてみると、同じ投稿を何度かしてしまったこと(インスタと連動になっていることを忘れ、自動投稿と手動投稿とで重複してしまった)。それに加え、自分の投稿に自分でコメントを連続で付けて結果として複数回「投稿を上げた」ことも関係しているという友人からの指摘もあり。

◆ビジネスアカウントを作成
そもそもの話、個人のアカウントでは何かを積極的に宣伝したりする行為は推奨されていないようなのだ。(知らずにやってた)。そういう場合はビジネスアカウント(=facebookページ)を作成して、そのアカウントから宣伝投稿をしなさいということらしい。

そこで、ビジネスアカウントを作成することにした(4/17)。承認メッセージを送らなければいけないため気後れしていたが、もう割り切って「全員を招待」ボタンをぽちっとしてみた。予想よりたくさんの人が承認してくれて救われる。

いやしかし。当初は何が起きたか把握できず、どの投稿がダメでどの投稿がセーフでという検証なども行なっていたため時間と労力を費やす。この配信4日前のタイミング。動画も制作に追われていたし、プロモーションが最重要になる時期ということで本当に痛かった...。

ティザー6バージョン公開、配信スタート

◆5曲6バージョンのティザー動画を次々制作
4.16(土)
近所で追加撮影。このうち電柱と空、フェンスと空を映したものをそれぞれ「群青色」「恋のはじめの夜の長さよ」に使用した。


4.17(日)
「メランコリー」は2パターン作ることにした。ロケ版はすでにほぼ完成で微調整のみ。ロケ版に別シーンを加えたものをロングバージョンとして新たに作成。歌詞に合わせて目玉焼きを。コーヒーとウインナーも併せて。よく料理動画とかアップしている人がいるがあれって本当に難しいんだなあと痛感。


◆ティザー×6バージョン公開、配信スタート
4.18(月)
5曲6バージョンのティザーが完成。夜一挙公開。日付が変わると同時にアルバムの配信もスタート。

こちらがそのティザームービー。書き出しの解像度、各所の編集の粗さはあるが今回CM的位置づけなので間に合わせることを優先させた。

youtu.be
遊歩道で撮影の「メランコリー」。本文中で語ったとおりカップルがいい演技をしてくれました。訴えられないといいな、、、。

youtu.be
「メランコリー」の別バージョン。ショートVerは2番の歌詞だが、こちらは1番の歌詞。歌詞に合わせて目玉焼きやコーヒーなどを撮影。食べもの動画はとても難しかった....後半はショートバージョンの映像を使い回しています。

youtu.be
同じ遊歩道の別テイクから。通常速度だとイマイチに思えたテイクだったけど早回ししてみたら楽曲の雰囲気にばっちりハマった。

youtu.be
ティザーということでほとんど動きのない映像でも使っていいんだと気づく。昼撮影テイクだが歌詞に合わせて明け方っぽく暗め(ほとんどモノクロに近い)に加工。

youtu.be
こちらも同様に明け方の歌なので色を加工しました。

youtu.be
歌詞とは違うけど気にせずに使用。羽根木公園ですね。ロケーションはばっちりだったけど人がばんばん通って顔が写ってしまうので使えないテイクが多かった、、。

 

誕生日に配信スタート

4.19(火)
ということでバタバタしつつもやっと配信解禁日を迎えた。そして僕の誕生日でもあったので、たくさんの嬉しいメッセージを頂けて感激。感謝してもしきれない。

2017年暮れから作り始め、当初は翌年4月、40歳の誕生日ライブに合わせて完成させたいと作り始めたアルバムだった(当初はミニアルバムを想定)。気づけば4年も超過してようやく発売となった。

それだけ時間をかけた意味がわかった、といろんな人が言ってくれた。それは確かにそうだったなあ。まあもう1年くらいは短縮できてもよかったと思うけれど(苦笑)。そして春に出せたのも本当によかった。忘れられない春になりました。応援してくださった皆様に感謝です。