大森元気/残像のブーケの制作日誌

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方向性の話、ガイドトラック録音、新曲づくり(2018年12月4週#2)

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◆12/19(火)作曲作業、タイトルについての想起
・「日々のブルース(仮)」
 (→のちの「ぼくの愛する暮らし」)
大枠は先日のままで、Bメロを作り直す(新旧ともに後日却下)

・「冬の庭(仮)」を作曲
シンプルすぎてひねりがなさ過ぎとも思うが、歌っていて気持ちはいいし、たまにはこれもいいのか?と迷い中。「 シンプルなこと」と「練られていないこと」は似ているがまったく違うので、これでいいかはもうちょっと考えよう。

サビ後半部分はまだ暫定。歌終わりでルートの1音下のキーに転調するところが、具体的にどの曲というわけではないが、はっぴいえんど金延幸子っぽくてよい。仮タイトルからは吉田美奈子「扉の冬」が浮かぶ。この時点で歌詞はまだない。それにしても吉田美奈子氏の「扉の冬」というのは素晴らしいタイトルだ。普通だったら逆で「冬の扉」としてしまうだろう。それにその1語だけですでに情景が見える。

「シティ前夜感」(※後日書く予定)とともに、「70年代感」「(歌謡曲系でない)フォーク感」を出していくのは今の自分のモード的にはよい気がする。


◆12.20(水)ガイドトラックの録音とアレンジ、導き出された方向性
夜~未明、「旅する~」「メランコリー」のガイドトラック作成。先日スガタさんに送ったのはライブ録音を編集したものだから参考程度にしかならないもの。本番はこちらのガイドトラックに合わせて演奏しながら録っていくことになる。

ガイドはクリック(メトロノーム)、歌、そしてコード楽器が1つくらいあれば事足りるのだが、アコギのほかピアノやオルガンやベースなども重ねていった。いずれも仮テイクだが特に鍵盤とベースは自分の探していたイメージ、もしくはそれをさらに膨らませるような演奏ができて、曲の方向性がかちっと決まったように思えた。

特に「旅する~」のブルージーなピアノとオルガンはザ・バンド的な趣きがあり、これによってライブ時の「いろんな音がセッション的に入っている」感じは却下、ぐっと渋めのアレンジが導き出された。くりかえしの多いこの曲、じわじわと最後に向かって熱くなっていく。

冒頭、ライブではアコギ弾き語りだった部分を試しにピアノ弾き語りにしてみたがこれも予想外によい。ただ採用するかはあとで決めたい。

「メランコリー」もアコギと歌のほか、エレピとベースを入れるが、こちらはライブの感じと過去デモの感じの掛け合わせでいいと思ったので、深追いはせず。
BPM(テンポ)は伝えていたものから122に変更。