大森元気/残像のブーケの制作日誌

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2019.3月 構想再開~全曲決定 (2019.2月~3.12)

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引越し中の1枚(セッティング前です)。しばらくはばたばたしていたので音楽再開は3月中旬からとなった。

2019年2~3月
作業再開はまだ先になるが、取り急ぎPCや機材をセッティング。(ネットはプロバイダを変えたので少し時間がかかった)。どれくらい外に音漏れするか、またどんな録れ音になるか、部屋の反響などは日を改めて検証しようと思う。いろいろ調整していきたいし、防音や機材関係も落ち着いたら進めていきたいなあ。


3/12(火)朝
引越しもろもろの中断期間を経て、構想再開。
新鮮な気持ちでアルバムの曲順案どおりに聴いてみる。いつもの悪い癖で(苦笑)再び選曲を悩み始める。

●追加を検討
既発曲「雨の世界」 「沖のヨット、2つの飛行機雲」を新録する案。以前リリースしたことがあるが、その時は宅録verだったのでバンド編成でずっと録りたいと思っている2曲だ。自分の中ではシングル...とは言えないまでも比較的キャッチーめな曲だと思っていて、今回は「ファンでない人にも届かせたい、少しでも売れるものにしたい」という気持ちがあるため検討してみた。

●却下を検討
代わりに年末に追加を思いついた「恋は終わってしまった」をやめる案。この曲は、早口ソングではないにせよ、いわゆる吉田拓郎~ボブディラン的フォークロックの曲で、やめることによりアルバム全体の「方向性が揃う」とも言えるし、逆に「幅が狭まる」とも言える。持っている武器はすべて使うべきという気持ちと、散漫になるのを避けたいという気持ちがせめぎ合っている。


同日 昼~夜

●ブルージーな選択肢
選曲再考。「ブランケット・ブルース」という過去曲があったことをはっと思い出す。ライブテイクでリリースしたことがあるが、これをきちんと録って収録する案。

曲調的には前述の「キャッチーなもの」とは逆行するけれど、一方でブルージーなものが足りないのも気になっていたので良いような気がする。(ポップなアルバムの最後のほうにどろっとした曲がある作品って個人的に好きなのだ)リズム的にも「ドッド・ドッド...」というブルースのリズムはずっとやってなかったし、あと歌詞も、今回のアルバムは何となく「恋の終わり→始まりみたい」に並んでいる感じがあって、それにもバッチリはまる。

というわけでこの曲を追加することにし、朝検討していた2曲は却下した。

●フォークロック路線の是非
昼迷っていた「恋は終わってしまった」はやはり録ったほうがよいように思える。“拓郎系”はここ10年くらい結構やってきていたので今回はやめとこうかと思っていたのだが、いま若い世代の新しいフォークの波が来ているのをひしひしと感じる。流れに乗ると書けばあざとく見えるが、前も書いたことだけど得意なことをやらないでおいて誰かにやられてしまうことほど悔しいことはないのだ。

●これで収録曲 最終決定!?
レコーディング開始から1年半近く。何度も選曲を検討し、どんどん増えたり、候補曲もたくさんあったけど、これで多分決まった。決定宣言は何回もあったけど(苦笑)もうそれに向けて動いているし、もう減らないし、減らないということは増やせないし、ボーナストラックを入れるかどうかだけまだ迷っているけれど、恐らくこれでアルバム全曲決定だ。時間はかかってしまっているが、最高のものを作ろう。