大森元気/残像のブーケの制作日誌

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よい音で録るという意識に今さら... (2020.1.6)

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年末に新しく買ったチューナーがかわいい。Polytuneは6本の弦を同時に鳴らしてずれている弦を瞬時に判別できるという機能で2010年発売当時も話題になっていたが(僕はminiのほうを持っていた)チェックしていない間にバージョン3までアップデートされていた。トゥルー・バイパスに加えてバッファード・バイパス機能が加わっていたり。

1.6 (月)
9連休が前日で終了し仕事始め。帰宅後作業の生活に戻る。
●「リフレイン」
・ギターソロ...一部修正
リズムギター...間奏のみ弾き直し(一部ギターソロとハモるようにした)および音色を変更。先日あえてクリーンにしコーラスエフェクトをかけてみたが、不自然だったので当初の歪み系に戻した。
→アダチ君に送信

●「恋のはじめの夜の長さよ」
・アコギ前日の編集点を再度修正。
・Vo、アウトロのスキャット部分のフレーズを別テイク差し替えてみる

●アダチ君から「ブランケットブルース」の仮ミックスが届き聴いてみると先日自宅で弾いたベースがとても良い音だった。アダチ君の手腕&機材の恩恵が大きいことは言うまでもないが、前述のO/I新調も好影響しているか?

●そのせいで「boys & girls」のベースも弾き直したくなってしまった。まぐれ的なよさがあり(フレーズとかコードをあえて変えていくところとか)再現は不可能と思っているので気軽には弾き直せないが、試しに仮で弾いてみた。やはり音は格段によくなるため嬉しいような困ったような。大変だがやり直す価値はあるだろう。この日は仮のみで終了。


◆よい音で録るということ
前記事にも書いたように、O/I(オーディオインターフェース)を新調した。
・高級なものを買えるまで待つか
・今回までは現状で頑張るか(大部分はアダチ君の機材で録っているので支障は少ない)
・あるいは中間のグレードのもので少しでもよくするか。
ギャラを待ってもらっているしローンは封印中という現状の中、さんざん迷った末、手の届く価格帯(とは言え当初の予算より少しだけ上げた)のものを購入したのだが、音が変わり録音が格段に楽しくなった。1つ1つの音に感動できて、もっともっとよい演奏・よい録音をしたいと思うようになった。

今までは、セルフレコーディングでは限界があると少し諦めていたところがあった。勉強不足だったし、お金なかったし。

アレンジには人一倍こだわるけど、録音に対するこだわりは最低限のOKラインにしていた部分がある。最低限というのは語弊があるか。お金を作って機材を購入したり、防音対策したりとかの選択肢は保留にしたまま、「手持ちの機材のなかで最良を求める」という感じ。

でも今回、多少とはいえお金をかけたことでその意識が完全に変わった。機材や録れ音の変化もそうだけど、このことで意識が変わったことのほうが大きい気がする。

今回は全面的にアダチ君の機材&手腕に頼っているし、次の作品のことはまだ決めていないけれど、すべてセルフにせよまた助けてもらうにせよ自宅で作業することはもちろんあるのだし、デモだってクオリティーを上げたいし、もっとお金をかけ環境を整えていきたいなと思う。こんなに長引いているし苦悩もしているのに同時にこんなにわくわくしてるのも可笑しいのだけど。