大森元気/残像のブーケの制作日誌

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エレキギターこんな音だったっけな (2020.1.7-1.15)

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画像引用元:QURULI.net

くるりの好きな曲はいっぱいあるし、いろんな時期のファンがいるだろうけど僕にとって一番のアルバムはメジャー1stの『さよならストレンジャー』です。僕は当時大学生。残像カフェ結成以前で、バンドの方向性も、自分の歌い方も試行錯誤していました。そんな中でくるりは一番のヒーローでした。音源も毎回発売日前日に買ったし(フラゲっていう言葉はまだなかったけど店に行ってまだ並んでなくて店員さんに言って出してもらったこともあった)ライブにも通いまくって、数えきれない影響とわくわくとヒントをもらったバンドです。


さて久々更新となりました。日誌に戻ります。2020年1月の続き。

1.7 (火)・8 (水)
たまたま観たポールウェラーのライブ動画のテレキャスターの音が最高にかっこよくて、REC中の「リフレイン」のギターの音色についてもともと迷っていたのだけどさらに迷う。

<これまでの経緯>
(1)オーソドックスな歪み→(2)歪みを減らしてほぼクリーンに+コーラスエフェクトをかける。70年代初頭のパンク的?→(3) 1に戻す(いずれも音作りはシミュレータ)

この曲はシンプルなロックンロール系の曲で、他曲と違って楽器が少なく、かつ迫力を出したい。直球でいくのが妥当と思うが、それじゃひねりが無さすぎ?飽きてしまう?などと思ってしまうのは考えすぎだろうか。

今シミュレータでやっているが、アンプ出しすれば解決する話なのか? それともフレーズ変更や他の楽器を足すなど、アレンジそのものを変える必要あり? あれこれ考えをめぐらせている。
open.spotify.com

翌日。くるりの楽曲の中からエレキが左右で2本鳴ってる曲ばかりを集めてプレイリストを作り研究したり。

記事冒頭にも挙げたが、くるりの中でも1stアルバム『さよならストレンジャー』収録の「オールドタイマー」の疾走感はいつ聴いても上がる。激しいんだけど音色は意外に歪みすぎていない。この音と疾走感、理想だなあ。

同じアルバムの「トランスファー」や「7月の夜」あたりも曲調は違うけど音色的には同じ系統。ギターの音色や全体のサウンドはいろんな時期ごとにどんどん変化していく彼らだけど、曲調も音作りもこの時期が個人的にはすごく好きだ。(手放したストラトがまた欲しくなる...)


1.9 (木)
「恋のはじめの~」
●Vo最後の部分のフェイク部分。再度別テイクに。

●アコギのコードを一部変えるか検討中でためしに編集で変えてみるが不自然だったのでやめた。

●ほぼ全編弾き語りの曲だが、途中から雰囲気ものの遠くから聞こえてくるようなホーンが入る。それに加えてもう1パート何かを追加してみようと思い立ち、いくつかの楽器で試してみた。

チェロ、メロトロン (60年代サンプラー機能付の鍵盤) のフルート&ストリングスプリセットなども悪くなかったが却下。アコーディオンを試したことから、メロディオン(ピアニカ)を思いつきこちらを採用。


「boys & girls」
仮テイク(一昨年)→いったん完成(昨年秋:1ヵ月間試行錯誤し続けたもの)を経て、12月に入り再度の練り直しを検討し始めた。ストリングスはやはり慣れていないので気合と時間がかかるなあ。これが作業量的にアルバム最後の山場となるだろう。(尚その後ベースも弾き直すことになる)

この日はチェックのみ。
 

1.12 (日)
「恋のはじめの~」テイク編集
サクラサクアコギテイク編集(ベース音が下がるタイミング1箇所だけ修正)


1.13(月祝)
あがた森魚ライブサポートセルフレポはblogに書きました

「恋のはじめの~」AGテイク編集(再)

●「サクラサクAGテイク編集しようとしたが前日のまま

「boys & girls」
・シンセリード...リテイク
・ストリングス...見直し(大幅に変えたものもざっくり作ってみたが、今までのほうが馴染む気がしたのでそちらを補正していく方向に転換)


1.15 (水)
朝。
●「サクラサクAG1テイク編集(おとといverの微修正)

●「ぼくの~」マンドリン2箇所編集、全体的に減らす方向で抜き差し検討

●「boys~」シンセリードを整える時間がなかったので試しにシンセなしVerでラフミックス。もしかしてなくてもよいのか?という選択肢も。