大森元気/残像のブーケの制作日誌

カテゴリから時期別・内容別に検索できます。スマホ版では非表示ですがアドレスバーの「あぁ」をクリック→「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択するとPC表示になり検索可能になります(iPhoneの場合)。

テレキャスターのサドル交換(2020.9.27-29)

f:id:kitakamadays:20210422071745j:plainテレキャスター のPU<吊り下げ式>と<埋め込み式>
9.27 (日)
先日購入したサドルは到着待ちだし、増設検討中のピックアップ(以下PU)もまだ買っていないが2本のテレキャスの中を開けてみた。

サドルを新しくする黒テレだけでなく、赤テレまで開けてみた理由は、赤テレ(PUが3つ付いているモデル)のPUのうちどれかを黒テレに移設するのもあり?と思ったから。

テレキャスターにはPUの設置方法が2種類あるが、

赤テレ→ピックガードから<吊り下げ式>
黒テレ→ボディに<埋め込み式>だった。

互換性あるのかそれすら知らないという無知。恥ずかしや...。ひとまず内部が汚れていたので掃除してこの日は終了。

f:id:kitakamadays:20210421125259j:plain
PUはボディに埋め込むタイプ

f:id:kitakamadays:20210421125514j:plain
わかりにくいですがピックガードをはずして、めくったところ。ピックアップはピックガートから吊り下げるタイプだった。

ちなみにこの赤テレ(Dr.K TELECASTER)は購入して21年ほど経つが扱いが悪かったので割と早い時期にブリッジプレートやサドルが錆びてしまった。またイモネジが紛失して弦高も変えられない状態が続いている(なんと紙切れを折って挟んで高さを調節しているというDIYっぷり...)。


f:id:kitakamadays:20210422081208j:plain

アップに耐えられない汚さ...

応急処置と思っていたのにすでに10年以上たってしまった。ずっと騙し騙し使っている状態。当時はネットショップなんてなかった(少なくとも知らなかった)し、楽器店で探したりメーカーから部品取り寄せたりということもしなかったなあ。

Bベンダーという装置を搭載している関係で、このテレに使えるブリッジの選択肢が限られている。そしてそれが生産終了という情報を知ったのでそれ以上調べることを諦めてしまっていたのだな...。それでもネジやサドルなど別のものでも代用できるところだけでも綺麗なものに交換してあげたらよかったな、、。

まあ過去のことはよいとしてBベンダー対応のブリッジだが、生産終了したものの他にも対応しているものがいくつかあることを徳武さんのインタビュー記事で知る。

今リペア/バージョンアップさせるべきはこちらではなく黒テレのほうなのだが、こちらも早くちゃんとしてあげたいなと思った。


◆カントリーロックのアプローチで曲を一変させる
9.29(火)
朝。
今日サドルが届く予定なので、音の変化を比べるために「リフレイン」のギターパートを録音。すでに録ってあるものだが軽い気持ちで弾き直してみた。

EG1→コード(PU比較用に新録)
EG2→コード+ソロ(録音済)
EG3→スライド(録音済)

サドル交換による音色の変化を記録するために録ったのがEG1。

ついでに1・2・3どれでもないパートを思いつきで録音。これは、ここ最近はまっているカントリーロック系のアプローチ。鈴木茂氏やジムメッシーナなど最近自分が夢中になっているようなパキパキ系の音の感じがわりと出た気がする。コンプや歪みなども8月に残像ライブのために購入したものを初めてRECに使用してみた。フレーズ的にはまだ詰める必要があるが音色やタッチはいい感じになった。

以前苦労して録ったスライド(EG3)だったがいっそ却下してカントリーにするのもありだなと。

さらに言えばEG2もやめてしまって、ギターはEG1とカントリーの2本だけにしてしまうのもありか?オルガンも入っているし、耳が今は慣れていないがそのスカスカ感も逆にバンドっぽくていいかもしれない。(→後日その案を採用)


◆サドル交換と弦高&オクターブ調整
同日夜
届いたサドルを取り付ける。ギターを始めたのは小6から始めた(エレキは高校から)のでまもなくギター歴30年になるのだが、恥ずかしながらサドルを交換したのは初めて。(PU交換は1回だけあり)

取り付け自体は簡単だったが、オクターブ調整と弦高調整に時間がかかった。弦高は弾きやすい高さが人により違うと思うが、低いほうが好きな人が多いのかな。僕の場合は逆でエレキはやや高めのほうが好きだ。でも高すぎても弾きづらいし結構「0.何ミリ」単位の話になってくる(それが6本あるわけで)

このギターは本当に弾きやすくて、買った当初は練習嫌いの自分が一晩中弾いていたいと思えたほど。なので同じような弾き心地にするのに2時間くらいかかったかな。

f:id:kitakamadays:20210421125708j:plain
サドル交換前。

f:id:kitakamadays:20210421125750j:plain
サドル交換後。材質・色も違うが一番の違いは溝が切ってあって弦ズレを防げる点。


サスティンが延びるとか、おとなしくなるとか、音が変わる情報はレビューで得ていたが一番驚いたのはテンションが変わったこと(強くなった)。ナットからサドルの距離が変わったのかなあ。材質で変わるとも思えないし、形状のわずかな違いによるもの?理由が全くわからない。。 まあ毎日弾いていれば慣れるだろう。

※後日追記
テンションが強くなった件。ひょっとしたらそう感じたのは最初(オクターブチューニング前)だけだった可能性もある。オクターブを調整前はナット〜サドルの距離が短かった。調整後は伸びたため、おそらくテンションはゆるくなっていると思われる。

それから音の変化についてだが、アンプで鳴らしていないしまだよくわからない。