大森元気/残像のブーケの制作日誌

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「boys & girls」アンケートとシングルリリース案(2020.12.10-12.13)

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アンケート質問文(スクリーンショット


2020.12.10 (木)
◆タイトル・歌詞についてのジェンダー議論アンケート
SNSにて1週間前よりアンケートをお願いしていた。この日締め切り。

「boys & girls」という曲があるが、ジェンダーの多様性という観点からタイトルや歌詞を変えるかどうか少し前から悩んでいた。

差別するような表現は勿論ないのだが、昨今議論されている、性別を男性と女性だけに分ける=性的マイノリティーの方を無視することとなる恐れがあるという考え方──例えば「Lady & Gentleman」という呼びかけを廃止したり、申込書などで性別の回答に「その他」を加えたりとか。

それらの動きを踏まえて、この曲のタイトルがそれに当てはまるのかどうなのか。内容・詳細はブログに書いたのでそちらを参照のこと↓

zanzowdays.hatenablog.jp

ブログに書いたのでここでは掻いつまんで記すが、回答者92%の方が「無理してまで変えなくてよい」という結果だった。

後日、この結果を踏まえ自分でもよく考えて変更なしでいくことにした。13年前から歌っている歌であること(それは理由にならないとしても)、内容的に考えても「恋の始まりそうな男女のカップルがいる」それを描くことが、イコールその他の性を排除することにはならないのではないか。街にあふれた人込みをboysとgirlsに分けた意図はなく、雑踏の中にいた“とあるboy”と“とあるgirl”を描いた、それだけのことなので。

ただ「変えるべき」という回答も僅かながらあったのは事実。合計数とパーセンテージから考えるに1名の方がそう回答されたようです。たった1人とは言え0でない以上(そして回答くださった方ってほんの一握りの人なわけで)、そこはきちんと受け止めなければならない。

そのつもりがなくても人を傷つけてしまうことは多々ある。今回は変更しないと決めたが、今後歌を作ったり、歌ったり、発言したりする上でもっと不勉強なところを学んでいきたいなと思った。


◆シングルリリース案

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TuneCore Japan


同日。TUNECORE(=サブスクの各会社へ一括で登録してくれる会社)がキャンペーン実施という情報を得る。1年配信のシングルが無料でリリースできるそうだ。締め切りは10日後まで。

6月のコンピ参加(これが今回のRECから初のリリース)から6か月経っていて──途中残像カフェの再結成はあったものの──残像のブーケとしては半年ほど動きが止まっていた。

アルバム完成が延び延びになっているので、せめてそろそろシングルをリリースすべきと思っていた。それが夏~秋くらいだったが、タイミングを逃したまま断念していた。

あとあと考えればシングル1年って通常時でも1500円払えばリリースできるので大したお得さではないし、こういうキャンペーンはわりと頻繁にやっているそうだ。

ただお金云々よりも、これをきっかけに重い腰を上げたい!アルバム完成までに(しかも年内に)動きを見せたいという気持ちになれたので、乗ってみようと思った。


12.11 (金)
文化庁芸術継続支援補助金の申請。情報を集めてなくて存在すら知らなかったのだが、当初の締め切りが延びてまだ受け付けしていることを友人から教えてもらった。それが先週で、ちょうど仕事も忙しい時期だったので厳しいかと思ったがなんとか滑り込ませた。

●シングルを何にするか検討中。候補は4曲。

「boys & girls」
 →
サウンド・リズムなどが今までにない感じ、サビキャッチーめ

「恋は終わってしまった」
 →
歌詞のストーリー(男女の目線が交互に入れ替わる構造)・得意のフォークロック

「メランコリー」
 →
比較的残像カフェっぽい?

「旅するように歌うのだ」
 →
コンピ曲がエイトビートだったのでテンポ感を変えるならバラードのこの曲。歌詞的にもアルバムのテーマっぽいし、そもそもアルバム制作スタートのきっかけの曲。

結果「boys & girls」に決定。先日のアンケート(冒頭参照)でも話題にしていたし、タイミング的には良いと思った。

●アダチ君宅での「残像のブーケ」のボーカル録音日を予約。


12/19 (土)
Dr.Kモデルテレキャスター(赤いギター)調整と加工。先日の記事に書いたので割愛

oomorigenkirecdays.hatenablog.com

 

12.13 (日)
「boys & girls」のマスタリングをよしむらひらく君にオファー。メール送った直後に気づいたが彼は昼ライブ出演中でタイミングの悪いときだっただろう。にもかかわらずすぐ返事をくれて感謝。TUNECOREのこともよくわからない僕に対しその相談にも乗ってくれるという。


早速音源を送り、なんと同日夜にはマスタリング済の音源が届いた(!)。アダチ君もだが、彼もまた仕事が本当に早い!そして相当にすばらしい出来栄え。最高と伝えた上で、一旦冷静になるために1日待ってもらう。

●翌日アダチ君のスタジオでREC予定だったが娘体調不良のため延期に。(娘はすぐ回復したが、コロナのこともあるので念のため延期した)

●アダチ君へMIXリクエスト。「恋は終わってしまった」OK、サクラサクは直してもらったものと1つ前のもので検討中と伝える。「リフレイン」についてはコーラスで少し迷ってアダチ君に判断を委ねる。