大森元気/残像のブーケの制作日誌

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いよいよ情報解禁 / アー写・紙資料づくり・歌詞カード再注文(2022.3.13-3.23 )

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前記事にて歌詞カード(ライナーノーツ付)も入稿。ちょうど同じ日にジャケ・オビ・盤も手元に到着。ということでCDに関してはこれでいったん完了。上記パーツを1つにセットアップする作業が残っているがひとまず届くのを待つのみ。(実は再入稿が待っていたがそれは記事後半で...。)

次は紙資料を作って配信の登録へ。


◆紙資料とは
3.13 (日)~
「紙資料」という言葉は今もあるのかな。紙よりもデータで送ることが多くなりつつあるこのご時世。PDFをメールで送っても”紙”資料?これいかに。まあいいや。

配信するだけならジャケ写とアー写だけあればOKなので、紙資料は必ずしも必要ではない。しかしサブミット機能といって、資料や追加情報を登録することで、各配信会社での(例えばSpotifyの公式プレイリストとかに選ばれて)プッシュされたりする可能性が高まるそうだ。手間が増えるだけでこれによる料金の追加はない。

まあそれが無駄骨に終わったとしても、その後のプロモーション━━関係者や媒体に音源を送ったりするときにも紙資料は必要だし、フライヤーを作るときにも同じではないが転用できるので決して無駄にはならない。

紙資料の書き方って作成する人やレーベルにもよると思うけど、僕の場合は作品の事務的な情報も書くけど、けっこう宣伝文を熱い感じでダダダって多めに書く。これは多分残像カフェ時代にお世話になったCOA RECORDSの山本氏の書き方が染みついているせいだと思う。(ほかのレーベルってどうなのかはよく知らない)

2ページ目以降には歌詞やプロフィールも載せ、今回はCD封入のセルフライナーノーツがせっかくあるのでそれも盛り込もうかと。

(これが正解というわけでなく手探りです。1枚に収める人もいるだろうし、いろいろだと思います)


アー写撮影
同日
紙資料の文章を考えつつ、その前にアー写を新しくする必要があると判断。自宅で撮影に臨むも思うようなものが撮れずこの日は保留。

後日
撮り直し。今度は屋外にて。またも思うようなものが撮れず保留。

さらに撮り直し。今度はスケジュールの都合で一人。三脚あり&タイマー連写でセルフ撮影に挑む。

彷徨っているうちに河津桜が満開のスポットを偶然発見。並木にはなっていないが、1本の幹から広い範囲に枝が広がっていて圧巻だった。電線や住宅などが入らないように寄りで撮れば桜の森の中みたいになるだろうと。

iPhoneで撮影&腕前は月並みではあるものの(おまけに表情も微妙....苦笑)、シチュエーションに助けられてアー写が決定。

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アウトテイク。他のもそのうち公開するかもです。

ちなみにもうちょっとキメてるやつとか、あと笑ったやつとかもあったけど家族会議の結果これになりました(→冒頭写真です)。枝邪魔だな...って表情(笑)すぐ近くで物凄い羽音でハチが飛んでいて少し怖がってもいるし、実は住宅が写らないようにカメラを下からあおっていて、それを感じさせないように前傾姿勢を維持している(!)。




◆ムービー素材も撮影、桜推しのプロモーションへ
尚、このとき予定になかったが動画も撮影できた(桜のみで自分は登場せず)。ダイジェストムービー用に使う動画がなくて、後日どこかに撮らないとなあと思っていた。アイデアやロケ地が決まらずずっと気がかりだったのだが「あ、これを使えばいいな」と。アー写とムービー素材と両方が一気に解決。

春リリースということは前々から考えいたが、こんなに”桜推し”でいくことまでは想定していなかった。実際この日までミモザ(黄色の花)とかで撮ることも視野に入れていて。

偶然この河津桜に出会えたことで、一気に流れが出来ていった。ラッキーだったなあ。


◆いよいよ情報公開
3.15 (火)
・いよいよ情報公開。ジャケ画像・収録曲・発売日などを発表。アー写は翌日公開とした。今日はジャケ写のインパクトにしぼって注目がばらけないようにした。

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インスタより。タグ付け多すぎ!笑 これだけたくさんのミュージシャンやエンジニア氏の協力で完成した証ですね。

なお、今回自社ネットショップでのCD発売を3/30とし、そのあとで4/19サブスク解禁とした。(店舗と他社通販は調整中。)世の中の主流は恐らく順番が逆だと思う。サブスク解禁して、宣伝効果を狙いそのあとCDをリリースする。もしくは同日も多いか。

今回CDを先にしたのはもちろんCDと配信ではCDのほうが利益が多いため。もっと人気のあるアーティストならばサブスクをプロモーションツールとして利用できるが、僕の場合はサブスクを先にしてしまうとCDが売れないのでは?という予測を立てた。その作戦が吉と出るか凶と出るか(凶というか効果が薄かったか)は、やってみないと分からないな。

・情報公開に合わせてSNSのほか、ホームページ、通販ページも更新。


◆追いかけられる日々

今回のレコーディングは締め切りを決めずにずっと作って来た。それで4年余りかかったわけだが、せっかく1月に音があがったのでやっぱり春のうちに出したい。しかも3月のうちに出したい。そうやってリリース日を決め、この日リリース日を発表した。

発表したからには発売日までに残された作業をどんどん進めないといけない。時間が足りてるのか足りてないのかも分からないくらいやることが次々にあって、わけわからない状況で、ずっと焦り続けてるなぁ。

僕は頭痛や腹痛はよくあるが(苦笑)胃はめったに痛くならない。けど4~5年に1回くらいだけストレスで胃が痛くなることがある。まんまとこの日ひどい胃痛を発症。弱っ!(笑)。


3.16 (水)
前日のジャケ写公開に続き、アー写公開。
SNSに載せて、プロフィール欄も変えてみると想像を上回る春っぽさ。桜満開!みたいな。映えるなあ。表情はそんなだけど(苦笑)。

SNSでの反応も前日のジャケ公開とともにたくさん頂いている。このまま発売に向けて盛り上げていけたらいいな。ファンや友人以外にも広がっていけばいいなと。


3.18(金)〜21(月祝)
アー写が撮れたので資料作り続き。それと並行して配信手続き用に各テキストを英訳したり、歌詞を確認しながらリアルタイムで色を変えるための登録作業をしたり。


◆誤字発見で歌詞カード再注文

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ありえないミス...。このあと歌詞にも1箇所発見

その歌詞登録の作業中に入稿済みのライナーノーツに誤字を発見。あれだけ何度もプリントアウトして見直したのにやはりあるのか...。数日後、今度は歌詞にも1箇所誤字見つかってしまった。(こちらは誤字というか変更した歌詞が1語だけ以前のままになっていた)

というわけで1か所ならまだしも2か所。しかも歌詞はやはり致命的か...。ということで今回の歌詞カードは破棄し、再度発注することに決める。

ついでに他のコラムやライナー部分も文章の言い回しなど何か所か直していく。倍の金額かかってしまったが、読みやすくなったので結果オーライとしよう。


3.22 (火)
・歌詞カード&ライナーノーツ再入稿。
資料も仕上げして完成
・TUNECORE(=配信一括登録)の手続き完了。

これでひとまず必要最低限のことは一区切り。

このあとやることは
各ストアに反映されるのを待って情報更新。
・ダイジェスト動画の編集と公開。
・関係者・メディア関係に資料と音を送る。
・MVをどうするか。(「メランコリー」で考えていたが、「恋は終わってしまった」も捨てがたい。「恋は〜」についてはリリックビデオにするか?手書き案なども)
・まんぼうが解除になったので春にライブ再開できる?やるならそろそろ動かないといけないか。もろもろ山積みのためちょっと今はまだ動けそうもないな、、。


◆「アルバムバージョン」の表記が使えない!
3.23 (水)
・前日申請した配信についてメールにて連絡あり。「Album ver」「Album mix」の表記がサブスクでは曲名に使えないことを知る。早い話AlbumとかSingleとかっていう概念がCDと配信では違うのでダメってこと?

ディストリビュータや配信会社によりシングルの扱いが違う。1曲のみのところもあれば3曲まではシングル扱いだったりする。またシングルとアルバムの中間にEPがあるところもあればないところもある。そういう関係か?)

別ミックスを意味する Alternate ver や Another mixならOKですよとメールに書いてある。また別の全然違う言葉をくっつけるならあり。「2022mix」とか「New mix」とか「Spring mix」とか。やむなく「Alternate ver」に。CDと配信で表記が違っているのはそういう理由です。

追記:ほかのアーティスト、例えば日本のフォークとか見るとカタカナで強引に「アルバムバージョン」とかになってる例もあった。