大森元気/残像のブーケの制作日誌

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すべての録音と編集が完了 / ユーチューバーになりきれなくて(2021.1.31-2.16)

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引き続き1年前の遡りです。いよいよ3年以上続いたレコーディングの録音・編集作業がすべて完了します。並行してYOUTUBEの動画シリーズをあれこれやり始めた時期ですね。

2021.1.31 (日)
先日から始めたカバー動画シリーズの撮影。
大寒町」(はちみつぱい/あがた森魚)、「街」南こうせつ)収録。「そんな暮らしの中で」(伊勢正三)もちょっと挑戦して後日に持ち越し。

◆クオリティなのかフットワークなのか、有料コンテンツとの区別化?
「軽い気持ちで、家で歌っている感じ」を目指しているはずが、やはり気合を入れて歌いたくなってしまうジレンマがある。全力でないもの(=実力を出し切れないもの)を公開してもプロモーション的に逆効果になってしまうのでは?と不安になってしまったりで結局何テイクもやり直す流れに。

(この後もその傾向は加速していき、どんどん大声になっていく&何週も持ち越しが当たり前に...)

自分が聴く側のときもそうだが多くの人はそこまでのクオリティを求めていないし、有料コンテンツじゃないのだからとにかくフットワークを軽くすることと、三日坊主にならないこと。それが大事だということは分かってるんだけどなあ。

なぜ歌っているか?→好きだから
なぜYOUTUBEに公開しているか?→活動していることを知ってもらいから。

それらの大事なことを忘れないようにしないと。時間をかければ良い動画は作れるかも知れないが、自分の場合、代償は大きくなる。目的がわからなくなり軸がぶれてしまうなぁ。

●同日「残像のブーケ」ピアノ修正。


2.2 (火)
「残像のブーケ」ピアノ修正。


2.4 (木)
「boys & girls」シンセ修正
「残像のブーケ」ピアノ修正
●カバーシリーズ「街」南こうせつ)公開。


2.6 (土)

カバーシリーズ撮影「大寒町」(先週のやり直し)、「春一番」(西岡恭蔵

当初は正面から、前回は斜めから撮ったが、今回は正面ちょい斜めに戻す。ルックスで売っているわけではないが(だからこそ)少しでもマシに見える角度を研究中(笑)

というか今の若者は顔を隠してネットで演奏したりする。なるべく顔を売り込みたい僕(ら世代)とはやっぱり違う。ジェネレーションギャップって大きいなあ。


2.7 (日)
「boys & girls」シンセ修正
「残像のブーケ」ピアノ修正


2.9
 (火)
「boys & girls」シンセ修正
「残像のブーケ」ピアノ修正


2.11 (木)

・カバー5曲目「春一番」(西岡恭蔵)公開。

◆”タグ付け”をたくさんしたら反応が増えた
動画シリーズで、タグ付けをいつもよりたくさんしたら知らない人からの反応がものすごくあった。恐らく「歌ってみた」「弾き語り動画」のワードで気づいてもらえたのだろう。

ただしお客さんというよりも同業者が多く、感動というよりはフォロー返し&いいね返しが目的のことがほとんどではないかと予想。

自分的には新規リスナー開拓につながったわけではないので自分の求めていた目的とは違ったわけだが、タグ付けの大事さだとか、同業者がそうやって常にチェックしている(数分で反応もらえるようなタイミングだった)ことを知れたのでとても勉強になった。

◆ユーチューバーになりきれない自分
でここからが大事なのだが、それらの人たちと繋がって”そのシーン”に足を踏み入れるかどうか。名前を知ってもらう努力をして、界隈でブレイクすることを目指すのかどうか。

たぶん、必要なのだろう。でも自分がそうしたいのか、時間や労力をそこにかけたいのかどうか分からなくてこの日はフォロー返しはしなかった。(後日、数人はフォロー返しをし、いいねは全員に返した)

たとえば昔よく対バンした大柴広己君なんかはある時期に動画の世界でブレイクして、それをシンガーソングライター業にも還元するといった理想的なやり方で成功している。有名な人でいうと米津玄師氏や藤井風氏もそうだ。よく知らないけどYOASOBIさとかもんとかadoさんとかもそう?(違ってたらすみません)。

僕もそれを見習うべきなのだろうが今そこにすぐ行けないのは、時間の問題もあるけど自分がユーチューバーになりきれないところがあって。

「メインの活動→ネットではなく今まで同様の活動、YOUTUBE→宣伝もしくは趣味」と決めつけているところがあるのだろうな。どっちも全力でやってけばいいんだろうけど、とりあえず今はアルバムを完成させるほうが最優先事項だし、働きながらなので時間も限られていて、両方全力っていうのは難しいかなぁ。

そんなこんなでハタからみたら中途半端な感じなことは否めない状況ではあるけれど、とりあえず動画シリーズは秋までコンスタントに続けていくことになる。(一応今後も不定期更新予定)

演奏面の修行的な意味、そして楽曲の研究的な意味ということで言えば得るものは大きいが、それ以外に(特にプロモーション的に)成果があったかどうかはどうだったろう。これを書いている2022年時点でもまだよくわからない。


・同日。「boys & girls」のシンセ修正。曲の終わり部分、どうしても音が増えて他の楽器や歌を邪魔してしまう。何日か前にその部分を弾かないという案も試したがそうすると必要と思えるフレーズがなくなってしまう。また本当に必要な部分だけ弾くと唐突感が出てしまうため、目立たない部分は目立たないまま居続ける感じにしたいのだ。

「残像のブーケ」ピアノ修正、前回でほぼ出来ていた。この日は1音のみ。


2.12 (金)
「boys~」さらにフレーズを変える(よりシンプルにしたいがシンプルにしすぎると今度はコーラスに同化してしまう)


2.13 (土)
「boys~」昨日のフレーズでほぼ決定。微調整。音色も少しいじって完成。
「残像のブーケ」のピアノ、こちらは2日前にすでに修正終わっていたのでこちらも完成。
→上記書き出してアダチ君に送る。

※ちなみにこの記事を書くためLINEを見直していたら、「boys~」のアルバムミックスを作成してもらうというのはこの日に正式にお願いしたようだ。自分のアレンジ作業は2週間ほど前から始めていたはずなので意外だった。ただし突然お願いしたわけではなく「作ってもらうかも」と伝えていた。

●録音&編集 完了!?
また修正したい部分は出るかも知れないが、すでに完了しているゲストミュージシャンの録音に加え、自分パートについてもすべてのすべての録音・編集作業が終了。

レコーディングを始めて3年3か月。やっとここまで来た....。残るミックス作業は遠隔でのやり取りを継続中だが終わりが見えてきつつある。翌朝、ベランダの沈丁花が咲いた。春は間近だ。

(後日注:その後追加作業が発生してしまうのだが....)


2.14 (日)
弾き語り動画撮影。ビューティフルハミングバード「春をみた人は」。先週試しに弾いた「なごり雪」、それから今後の候補にしている「強がる蕾」(乃木坂)、「曙」(伊勢正三)も試しに歌う。


2.16 (火)
動画シリーズはスマホのみで撮影・編集・公開まで完結させると決めてスタートしたが、この日よりスマホiMovieを導入することにした。「撮って出し」だと音量が小さい問題の対処のため。とは言えスマホのみで完結できるし、そこまで手間ではない。公開済みの5本の動画を音量修正+タイトル文字をつけて再アップ。