大森元気/残像のブーケの制作日誌

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アルバムから外す?〜からのシングルカット(2021年11月前半)

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◆前回までのまとめ
遡り制作日誌、4か月前までタイムラグが縮まりました。まず前記事までを振り返ると

・2021年3月、全曲のミックスが完了。

・春〜7月、何度かに分けてミックス修正+マスタリングまで完成。

・夏~秋、音は出来たのでリリースに向けMVをどうするか→主役を20代女性にしかったため人選で難航、そのうち緊急事態宣言で動きにくくなったこと、カバー動画シリーズが深みにはまっていったりで頓挫。

・サブスクのみにするかフィジカルも作るか、フィジカルならCDなのかカセットなのか、そこらへんも迷っていました。

ここまでが前記事でした。
気づけばあっという間に2021年が終わりそうになっていました。


◆予定していなかった先行リリース第3弾

2021年11月
11月になった。そうなればもう今年は終わる。誰もがバタバタする師走である上に、会社が繁忙期なので毎年忙殺なのだ。

しかし今年のリリースがゼロになってしまうと気づく。残像のブーケ名義を始動したのが2020年。同年コンピ参加と先行シングルで合計2曲リリースしたが、2021年は制作のみで何もリリースできていなかった。

音は出来ているのだから、MVはひとまず置いといてとにかくアルバムをリリースしてしまおうという選択肢もあったが、それに付随する準備がかなり多くあることが予想された。多分年内は無理だと。無理でないにせよバタバタするのが目に見えていたし、どこかで失敗がありそうだ。なので焦って出すのはやめようと。

そこで考えたのが、もう1曲先行でリリースする案。通算3曲目になり、アルバムの遅延が透けて見えるのは避けられないが、出さないよりはマシだろうと考えた。尚、この時点では配信だけでなくフィジカルについても検討。


◆アルバムを作るきっかけとなった歌、外す可能性も検討

f:id:kitakamadays:20220309174252j:plainブログや日誌に何度も載せている北鎌倉の写真。これもジャケ候補の1つでした。

そこで選んだ曲が「旅するように歌うのだ」。この曲はそもそも3年半前にアルバムを作ろうと思ったきっかけの曲だ。リリース済の「ぼくの愛する暮らし」とともに、これからの自分のテーマソングともなる歌とも言える。

そんな大事な曲ではあるけれど、アルバムが長いことが少し気にかかっていた。加えて、<アラフォー的内容>と<若いモードでのラブソング群>が混在しているので、いっそどちらかに振り切ったほうが良いのか?という迷いがここに来て生じていた。

ラブソング群は「残像カフェ時代のようなモードでまた曲を作ってみよう」というテーマがあってその結果なのだが、そうなると「旅する~」や「ぼくの愛する暮らし」はちょっとオッサンくさいというか、等身大すぎると思えた。

なのでいっそ、オッサンくさいのは全部外してしまう案。(もしくは2枚組 or 2リリースに分ける案も)今の自分のテーマソングであり、アルバム制作のきっかけである大事な2曲にもかからず。

ビートルズのSgt Pepper’s Hearts Club Bandというアルバムがあるが、その先駆けとなった「Strawbeery Field's forever」と「Penny Lane」は収録されなかった。ちょうどそんな感じ?

冷静な売り方とすれば賢いのかも知れないがなかなかすぐには踏み切れない大きな決断を迫られていた。


◆結局アルバムには入れることに

f:id:kitakamadays:20220309174556j:plainこちらの写真をジャケに使用することに。

結局、予定通りの収録曲に戻す。
「ぼくの~」「旅する~」の歌詞はょっとだけシンクロしていたり、その2曲が頭とラストにあり、間にいろんなラブソングが収まっていて、それが「人生の旅」みたいな位置づけもできて、最後に「旅するように歌うのだ」で帰結するという流れもある。やはり全部入っていないとアルバムとして成立しないのだ。

ただ、「旅する~」はアルバムのラストに入れる予定。いっそのこと自分内での扱いをオマケというかエンドロール的に考えることにする。長すぎて聴いてもらえなくてもいいと。

その代わり、いま出してしまって先に聴いてもらおうと。

先行3曲目を出すというのは、妥協案から生まれたアイデアだったが、逆にこれは全部うまくいく、ベストなアイデアなのでは?と思ったのだ。


◆岡田梨沙フルアルバムに楽曲提供

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11/10(水)
RISA COOPERこと岡田梨沙の初ソロアルバム『RISA LAND』発売。13年前に共作した「フルムーンスープ」収録(演奏は不参加)。

ちなみに去年残像のブーケでリリースした「boys & girls」も同じユニット時代Somebody meets the Waltzの楽曲だ。示し合わせたわけではないのに初音源化のタイミングがシンクロ。