大森元気の制作日誌

2018年以降の大森元気制作日誌です

ソロバンド / 北山昌樹ドラム録り / ディレクションのプレッシャー(2018年9/3)

前記事の続きです。

◆ソロバンドと「リフレイン」

リフレイン acoustic ver / 大森元気(2013)

北山さんにお願いしたのは「リフレイン」という曲。5〜6年前からたびたびライブでやっているギターロック的な曲で、今回が初音源化。

バンドverの動画がなかったので弾き語りverを貼ってみました。だいぶイメージ違うけど、これはこれでぐっとくるなぁ。ヒリヒリしてる。歌詞変えようと思ってたけどやめようかなー

この曲を作った頃は”花と路地”も活動してましたが、別でソロ名義のロックバンドを始めた頃でした。

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メンバーは毎回変わって、バンド“楽しいよふかし”ともコラボしたし、“よみかきそろばん” &“はなし”のDs村山えりか氏に叩いてもらったこともありました。渡瀬君やモノノフルーツのトミーやビイドロ青柳君にギター弾いてもらったり。あとは全員女子っていう編成もありましたね。

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今回録るにあたって誰にオファーしようか迷ったけれど、初演の時に叩いてもらったマーキンこと北山昌樹氏にお願いすることにした。この曲のいろんな録音を聴き比べていて、誰が上手い・下手ではなく、彼のグルーヴが一番この曲に合っていると思えたので。1曲だけだけれど北山さんのドラムで残しておきたいなあと。 

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◆北山昌樹ドラム録り
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9/3(月)
というわけで録音当日です。梨っちゃんと北山さんそれぞれ1曲ずつという贅沢な録音になりました。同日・同じスタジオにて。先攻が梨っちゃん(前記事)、後攻北山さん。


ソロバンドはメンバー流動的だったから、北山さんがこの曲を叩くのは随分久しぶりだったはずだけど、テスト録音のときからすでにバッチリでした。

全体のグルーヴももちろんなのですが、ハイハットの刻みの中にゴースト(=小さく聞こえる音)が聞こえるような気がして、それが当時からかっこいいなと思っていたのです。それを検証していくと北山さんはそれには無自覚で、どうやらスネアのゴーストが僕にはそう聞こえるみたいでした。不思議。

とにもかくにもカッコいいテイクが録れました。今回わりとミドルテンポの曲が多いのでこの曲はガツンとロックンロールしたいなと思って。それであえてこの1曲のために北山さんに来てもらって、彼のグルーヴで叩いてもらえたのは本当にうれしかったし、意味があったことだなと確信しています。北山さんお店もオープンして忙しいなか来てくれて本当に感謝してます。


◆喫茶北山
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そうそう、そのお店のことも書いておきましょう。

北山さんは音楽活動(シンガーソングライター&ドラマー)と並行して、今年から喫茶店を始めました。横浜からほど近い白楽駅東横線)から徒歩圏内。その名もずばり「喫茶北山」

僕もなかなか行けないでいますがそろそろお邪魔したいなぁ。インスタにはそのとき流している音楽のジャケットや、様々なメニューの写真がアップされています。

カレーやコーヒーゼリーや、開発中だという白玉ぜんざいやら...。いろいろ美味しそうです。お客さんにはナポリタンが大人気らしいですよ。何を注文するか迷ってしまいますね。。

insta-stalker.com

ところで先日ドラマ“獣なれ”(2話)に白楽駅が出てきましたがあの丘の教会、実際にあるのかなー。探索がてら喫茶北山というコースもいいかもしれません。

 


ディレクションの責任

というわけで、無事ドラム録音終了です。
僕は演奏はしていないのですが、ディレクションって想像以上に頭も体力も使うんですね。もちろん一番疲れるのはプレイヤーとエンジニアですが。

ソロ名義なので全部自分の責任。もし録り直したくなったら日を改めてスタジオとミュージシャンおさえてやり直すことになるし、今回はそんな予算も無いし、ミュージシャンにも申し訳ないし、、。要するに行先を見て、ディテールも大枠も見ながら、舵取りをしなければいけない。そして実験もしつつ、時間配分をして、結果的にいい形で仕上げる。失敗できない。

というわけでレコーディング中は何もしていないように見えてずっと気を張って、集中しています。現場監督みたいなものですね。録りの日は朝から頭が休まらず、作業が終わるとどっと疲れが出ます。この日は連日の寝不足や仕事疲れもあいまって帰宅時倒れるというアクシデントもありましたが(泣)とにかく良いものが録れてよかったです。

これでアルバム全曲のドラムが無事終了。スガタさん、梨っちゃん、北山さん、素晴らしすぎるドラマーたち。なんて贅沢なアルバム。本当に感謝です。

録るまで行って曲は完成する / 岡田梨沙ドラム録り(2018年8/30~9/3)

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バンド形態の曲を当初の2曲からの5曲に増やしたが、いろいろと構想していくなかで、どうしても入れておきたい曲がまた出てきた。それでさらに2曲追加することにした。
それが「boys&girls」「リフレイン」でそれぞれ梨っちゃん(岡田梨沙)と北山さん(北山昌樹)にドラムをお願いすることにした。


8/30(木)
●「リフレイン」
ガイドトラック作成済みだが、テンポをあげることにした。作り直す。

「ぼくの~」
ナカジよりDメロ修正版Gt届く

●春に鍵盤で参加した世田谷ピンポンズAb『喫茶品品』リリース情報が解禁。各ネットニュースにも取り上げられ(ナタリー / CINRA.NET ほか多数)盛り上がりを見せている。久しぶりにネットニュースに名前が出て浮かれる笑

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8/31(金)
「リフレイン」
テンポを上げたが(139)、解釈を変えさらに上げて142で録り直し。この日は答え出ないがひとまず北山さんに送る。


9/1(土)
「ぼくの〜」
ナカジのギター、パラデータ(ギターだけのデータ)届く。

●「リフレイン」「boys & girls」
ガイドのプロジェクトファイルを足立くんに送信。「リフレイン」は、結局3つのうち真ん中テンポ(139)でいくことにした。

●神戸・三宮バックビート年内閉店のニュースが飛び込んできた。
西への遠征では必ず組み込んで、ブッキングマネージャーN氏や競演のミュージシャン達にはいつも良くしてもらった。年に何回も出演していた頃もあったなあ。ショックを隠せない。


9/2(日)
●「メランコリー」
・エレピ2の修正
・メロトロンの音色かえフレーズも一部修正。
・以前打ち込みで作った同曲のデモを久しぶりに聴いてみる。そちらは全編にストリングスが入っていて、久しぶりに聴いたら必要に思えてきてしまった。今回は入れない予定だったが試しに当ててみることに。そのまま深みにはまる。深夜までフレーズをあれこれ模索。


●「ぼくの~」
ナカジのギターを仮で編集してみる。

●「boys~」「リフレイン」
明日のドラムとりの準備(歌詞など)。譜面はすでに書いてある。



9/3(月)
いよいよドラム録音当日。2人同日に録れることになりました。

「boys & girls」先日も少し書いたが、梨っちゃんとかつてやっていた“Somebody meets the Waltz”(以下SmtW)時代の曲。10年も前の曲だけど初録音となりました。

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月曜日は大森さんのレコーディングでした☺︎
あの曲をきちんと録音できて、
そして少しの意思みたいなものもちゃんと足せて嬉しかったです。
完成が楽しみ!

と梨っちゃんも書いてくれてました。

リリースの規模やかける予算などのこともあるけれど、ともあれ曲って、録音して形にするまでをやらないとちゃんと完成したことにならないような気がするのです。

何度ライブで演奏したとしても、録音しないことには未完...とは言わないまでも心の片隅に片付かない荷物みたいな存在でずっと引っかかったままになってしまうんですね。

この曲をレパートリーにしていたSmtWや、その前にやっていた“Everybody has the Waltz”は短命で休止してしまったので全然録音まで行けなかった。花と路地だって14〜5曲とっていたのに結局4曲しかリリースできなかった。

そんな結果にはそれぞれ理由があるけれど、やっぱりすごく心に引っかかったまま5年も10年も経っている。だから「boys&girls」も録れてよかったなぁ。

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かと言って過去曲ばかりを集めたアルバムを作るのが良いかというと、それは微妙で。自己満足になってしまう気もする。あくまで新作を録る中で、今回みたいにうまいことハマるなら未録曲を入れ込むということはこれからもしていけたらいいなと思う。

そうやって録っていくと、当時のそのままをなぞるのではなく今の気持ちで曲に取り組むことができる。当時できなかったことができるようになっていたり(その代わり、若さゆえの蒼さや勢いは減っているけど)。解釈だって変わることだってある。

そういうのを楽しみながら録音するって素敵なことだと思うのです。梨っちゃんが書いてくれたこともそういうことだよね。

あとは一刻も早く録りとミックスを終わらせること。途中で投げ出さないこと。花と路地はそのパターンあったからなぁ、、頑張ります。

 

録音日同日ですがもう1曲「リフレイン」については次の記事へ持ち越します。

アルバム2曲目問題~収録曲決定ほか(2018年8/26~30)

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◆久しぶりの弾き語りライブでした
8/19は久しぶりの弾き語りライブもありました。
そういえばセルフレポしていなかったのでセットリスト等、記録のために残しておきたいと思います。

 1.夏祭り 2.続・江ノ島 3.下北沢 4.真夏のあの子  5.旅するように歌うのだ
 en.さよなら8月の太陽 (ギター不調のため倉谷和宏氏に借りたガットギターで)
 ――2018.8.19@渋谷・喫茶SMiLE

サポート以外では5月以来のライブでした。夏にちなんだレア曲もけっこうやりました。

レコーディング終わるまではライブは減らし気味にしていますが、こうも長引くとライブのない日々のほうが当たり前になっていきますね。「ライブ1本1本大事にする」とか「ライブとは本来とても特別なこと」と意識するためには良いことだけど、外から見ると全然活動していないみたいに映ってしまうのは微妙な気もするなぁ...。考えすぎですかね?

頻繁にライブしてなくても存在感を保ち続けてるアーティストって、活動規模や知名度はともかく何人かは思い浮かぶし。勿論たくさんライブできるに越したことはないのだけど、ライブを絞ってもそういう存在になれたらいいな。リリースやライブが時々だったとしても、そのときにガッツリ出て、売れたらその次があるなあと思う。そうすれば「過去の人」でも「無名の人」でもなくなるわけだし。自分もそこを目指したいなあ、、依然模索中です。

そんな中 今年の春~夏は、あがた森魚氏・世田谷ピンポンズ君などのライブ&RECに呼んでもらえて(ピンポンズ君にはCD帯にまで名前書いてもらえた!)とてもラッキーでした。ありがたい....


さて日誌に戻ります。

◆追加曲2曲の準備
8/25(土)・26(日)
・追加で録ることにした「boys & girls」「リフレイン」bpm(=テンポ)決め。

・同曲のガイドトラック作成。すべて仮。
 「boys~」クリック、Ba、EP1、Vo
 「リフレイン」クリック、Ba、EG、仮Org、Vo 
ドラマー2人に送信。送った後「boys~」のEGとEP2も録音。


8/27(月)
「boys & girls」
EG1弾き直し。EG2追加。
一応仮だがあわよくば本チャンに使いたい。


8/28(火)
「涙が出ちゃうよ」
Edit作業。Vo複数テイクを1本に。EGも編集。

「メランコリー」
足立くんから送られてきたラフミックスに、こちらで録音済みの複数パートを合成。


8/29(水)
「涙~」
EG修正。仮オルガンも修正。これから録るミュージシャン達に送る。

「リフレイン」
楽譜を書き参加ミュージシャン達に送る。


◆「アルバム2曲目問題」と収録曲決定
8/30(木)
追加でドラムを録ることになったこともあり、収録曲を再々考。

「春を見たかい?(Everybody has the Blue)」(Everybody has the Walttz時代)や、「れいるうぇい」(花と路地)などを検討。すぐに思い直し却下。

先日も別の2曲を入れる案で悩んだり、というか録り始めてから8か月間、ああでもないこれでもないと悩み続けていた。ここまでじたばたしているのは「アルバム2曲目問題」というのが自分の中にあって。

1曲目は決まって、それに続く2曲目は、1曲目とテンポ感を変え、少しキャッチーで、できればシングルっぽい曲が欲しいと思っていた。

昔から僕はそういう並べ方をするのが好きだ。「日なたにて」「OUR LIFE」「あたらしい日々」「夏夕暮れ」など(すべてアルバム2曲目)、残像時代だけ書き出してみても、こんな感じで毎回その傾向があって、必ず代表曲になっている。

今回、新曲を作ることもチャレンジしていたが、RECスタートしてからずいぶん時間が経過してしまったし、もう間に合わないのでさすがに諦めることにした。それで過去曲や未完曲からあれこれ探す日々が続いていたがどうにもうまくいかずにそろそろタイムリミットかなと。

仕方がないのですでに録った(録る)曲を並べ替えてみる。2・3曲目(「boys & girls」と「メランコリー」)を入れ替えてみたら思いのほかしっくり来た。それで決まった感じがした。

現在日誌は約1か月半遅れで書いているが、執筆時も変更なしなのでよほどのことがなければこれで決定だろう。

 

どんな収録曲/曲順になったかは、伏せておきます。レコーディングが終わって、リリース情報解禁の日のお楽しみということで。

ナカジと彼のギター(2018年8/24)

f:id:kitakamadays:20181010123159j:plain※写真は秋ですが記事は真夏です。

8/24(金)
◆ナカジE.Guitar
ナカジこと中嶋佑樹くんには、前記事のとおりコーラス以外にエレキギター(以下EG)と鍵盤をオファー、イメージやこれから入る楽器数などを伝え済み。

お願いした曲のうち「ぼくの愛する暮らし」のEGのデータ届く。感想とリクエスト送りその日のうちにリテイクも。

この楽曲には僕にはイメージがあって、それはEGがあまり目立っていないものだったのだけど、うまく裏切ってくれたというか、新しい風を吹かせてくれた。WILCOにおけるネルス・クラインを彷彿とさせるようなフレーズも中にはあって「おお!」となったり。僕がそう感じただけで彼がそこを狙ったのかは聞いてみないと分からないけれど。

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ナカジのライブは何回も見たことはあるけど、ギターのRECをオファーするのは――精神的な親密度とアンバランスに――未知数な部分もあった。過去僕のバンドに参加してもらったときは1回目は鍵盤とベース、2回目もギターは1曲だけであとは鍵盤だったから。

けれど、何度も書くように4月の誕生祭のバンド編成を再現したかったし、みんなの息遣いを入れたかった。

彼について言えば、場の雰囲気を一瞬で変える力がある。僕は本当は楽しくバンドをやりたいけれど、真剣になるあまり真面目な雰囲気になりすぎてしまうことがよくある。いばったり怒ったりとかではないのだけど、考え込んだり、うまくいってるときもユーモアが足りているかと言ったら全然で。

そんなときナカジがいると世界ががらりと変わる。そしてそれは僕だけでなくメンバー全員に伝染する。そして全体がいい空気になる。僕が4月の誕生祭で、自分達の演奏なのに感動してしまったのは、演奏も勿論だけど、そんな空気感も大きかったのだと思う。

www.youtube.comこの動画は誕生祭のときではないですが、アウトロで予定になかった無茶ぶりにもノリ良く応えてくれました。

こう書くと彼がただの”賑やかし”役のように誤解されてしまいそうだけど、ギターの腕については彼のライブを見て知っていたから心配はしていなかった。(もちろん歌や鍵盤も) 結果、新たな色合いを付けてくれて、かといって採用できないような外し方でもなくて、お願いしてよかったなあと思えた。

ただ懸念としては、これはナカジに限った話ではなく全体としての話だけど、楽器数が増えて、だんだん散らかってきていたりフレーズがぶつかったりするのが人より気になるほうなので、それらはこれから整理していかないとなと。それは思っている。


◆追加曲は2曲のみに
日誌に戻ります。同日。

・先日思いついた収録曲/曲順案。サクラサクはやはり元の位置に戻しアルバム後半へ。

・追加曲「rain drops「hello~」については、プレイリストに入れて数日間聴いてみていた。流れ的には悪くないが、(初収録とはいえ)古めの曲の割合が多くなってしまうのと、コンセプト的に少々ぼやけてしまう印象があり、数日後却下決定。

・却下した2曲と別に、すでに決めていた追加曲「リフレイン」「boys & girls」。8月下旬はそのRECに向けてもろもろ準備などを。次記事にて!

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(ちょっと褒めすぎました)

今回のアルバムで大事なことは(2018年8/22〜8/23)

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◆保留アルバムと今回アルバムとの合体案?
さすがにもう大きな変更は無しと思っていた収録曲だが、アルバム後半にずっと固定していたサクラサクの場所を前半に動かしてみたら?というアイデアを突然思いつき、そこから2曲(「rain drops「hello,hello & goodby」)追加する案に発展(8/23)。

この2曲はともに10年ほど前の楽曲だが当時は音源化していなくて、2014年に打ち込みで新アレンジしたものを当時のライブでも披露、アルバムにも入れる予定でいた。(※「hello~」は配信&会場限定CDRで発売済)

今作っている作品は、そのアルバムをいったん保留にして作り始めたという経緯があり、保留アルバムも後から完成させようと思っていた(ちょうどビートルズが『Let it be』を後回しにして『Abbey Road』を作ったように)。けれど、もう保留アルバムはバラしてしまい、その中からいくつか今回のアルバムに回してもいいのでは?と思い始めた。


◆11年越しの初録音
youtu.be

「boys & girls」という曲も収録することに決めた。これも保留アルバムに入れようと思っていた曲。

もともとは2007年の楽曲で、岡田梨沙とのユニット”Somebody meets the Waltz”用に作り、ライブでは必ずやっていた。2人とも忙しくなりユニットは休止したが上の2曲同様、打ち込みでリアレンジして2014年久しぶりに披露した(→ダイジェスト動画オープニング)。

今回アルバムに入れることにして、この打ち込みVerも捨てがたいけど、やっぱり一緒に作った梨っちゃんに叩いてもらいたいなと。それで依頼することにした。


8/22(水)

・というわけで追加ドラム録音日決定、その他スケジュール、追加オファーなど
・ナカジにラフミックス送信、メールにて打ち合わせ
・もろもろありLogic X導入(Logic...制作ソフト)


8/23(木)
・収録曲を再考(→冒頭コラム参照)。
「hello,hello & goodby」は決してシングルっぽい曲ではないが、アルバム後半の濃ゆい時間帯を作りたいため(くるりの「World's End Supernova」アルバムバージョンのように繋ぎ目なしでインスト曲に突入していく)。

「rain dropsは短くて箸休め的にいいし、歌詞も雨繋がりでhello~のイントロ的役割も果たせていいなと。


◆今回のアルバムで大事なことは
「季節感」とか「コンセプト」とか大事だし、人一倍好きなのだけど、今1番大事なのは「言い訳なしの良いアルバムを作ること」。それが1番で、あとのつまらないこだわり等は“一人よがり”として片付けるべきだと思う(もちろん、曲を絞り込むときに何らかの縛りやコンセプトを設けないと散漫なものになるのである程度は必要だけど)。前作の候補曲だろうが、過去曲だろうが、そこはリスナーの大部分は気にならないし、気にかけることではないと思う。

コアなリスナーには感謝しつつ、今回はそれ以外のたくさんの人・外に向けて作っていかないと絶対ダメだと思っていて。そのためには「エネルギーの高い曲」を選曲していく必要がある。「全曲シングルっぽく」という意味とはちょっと違うのだけど、ファンの人にしか分からないようなものは入れたくないし、例えばラジオでどの曲が流れてもいいようなクオリティーのもの、開かれたものにしたい。

いつまでたっても収録曲に悩んでいるのも、シングルっぽい新曲を作れたら..とこの期に及んで思っているのも、過去曲をあれでもないこれでもないと引っ張ってきているのも全部そのためだ。武器になるものは何でも使うべきと。

ほかにも大事なことはたくさんあるけど(割愛)とにかく選曲と楽曲のクオリティーのことについて言えば、気をゆるめると自己満足的なものになってしまうし、いろんなことを捨てないままやろうとすると楽曲のエネルギーが下がるのでそこは意識的でいたいなと。

それでもまあ、始まってしまった以上、締め切りを設けないとキリがないし、終わりがなくなるというのも事実。だから諦めも大切だなー。決められた中でベストを尽くすことのほうに専念したほうがいい時期には来ている。それもわかっていつつ。

真夏の七日間〜後編〜(2018年8/11~8/21)

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通常のレコーディングであれば、まずは楽器類を録ってから、ボーカルを録り、最後にコーラスを録る。当たり前だ。楽器がどんなノリで演奏しているか分からなければ歌は歌えない(もちろん歌が引っ張る場合もあるがそういうときは同録するか、仮で一緒に歌う)。

そしてメインボーカルがどんなニュアンスで歌っているか分からなければコーラスは合わせられない。ウーアー系ならば何とかなるがハモリなどは無理だ。ピッチ(微妙な音程)はもちろん、どのくらい伸ばしたり切ったりすればいいか分からない。

けれど今回、スケジュールの都合から集まれるときにやってしまおうということになり、ドラムを録ったあとは、本来ドラムの次に録るべきベースは後回しにして(仮で僕が弾いた)、来れる人の楽器と、最後に録るべきコーラスを録ってしまうことにした。この作戦が吉と出るか凶と出るか。まだ分からないがとにかく夏の7日間は怒涛の勢いで過ぎていきました。

前編はこちら。今回は後編です。


8/10(金)・13(月)
ナカジにはコーラスに加えエレキギターと鍵盤も依頼した。自宅で録れる環境とのことで後日録ってデータでやり取りすることに。イメージ伝えたり、ほかに入る楽器の数を伝えたり。


8/20(月)
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再び足立邸。
●ひらまつりょうた(たけとんぼ/花と風)「ぼくの愛する暮らし」A.Guitar。
以前一緒にライブで演奏してもらった「旅する~」も弾きたそうにしていたが(というか勝手に弾き出している)気づかないふりをする(笑)。本当は参加してもらいたいが、全体の楽器数が多いのでアコギは僕の弾く1本のみ、追加は無理と判断。

●Cho
うちだあやこ「メランコリー」「旅するように〜」「涙が出ちゃうよ」
ひらまつりょうた「涙が出ちゃうよ」
みんみん「旅するように〜」

全部は終わらなかったけどなかなかいいペースで進みました。

「メランコリー」は女の子が主人公なのですが、その子の設定とか考えてくれてて、そのキャラになりきってハモってくれた。


8/21(火)
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足立邸ひとまずの最終日。大森Voの日。
「旅する~」は仮で終了、
「ぼくの愛する~」Voとハモり。
「涙が~」も録ったが、録り直すかは後ほど判断。
あと、他の人に頼むChoもアレンジ検討のため仮で録っておいた。

連日の寝不足であまり声が出ず、体調管理もそうだがそもそもスケジューリングに課題。ひとまず「ぼくの~」は本チャンできた...気がする。

ゲストミュージシャンに対するディレクションはてきぱきと出来るが(ナカジに褒められた)、自分が録る段になると途端に弱気になります(苦笑)

真夏の七日間〜前編〜(2018年8/2~8/10)

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いよいよレコーディング夏の部スタートです。合宿とかではないけれど、そんなノリで集中してやることで勢いをつけたかったし、楽しんで進めたかった。

仕事と並行してだったので、1日あたりの作業時間は十分にというわけにはいかなかったけれど、なかなか充実した日々になったと思う。

年明けからスタートして、春に間に合わなかったり、選曲に悩んだりして、外から見たら歩みを止めたように見えたかも知れないレコーディング。夏の力を借りて、にわかに盛り上がって来たような、そんなふうに見えていたらいいな。完成はもう少し先だけれど、進んでいる感、わくわく感、伝わればいいな。


8/2(木)
RECのためのリハーサル。当日の録音はスガタさんのみだが、この日は自分含め4人でリハが出来て、アレンジも話し合ったり出来た。すごくラッキーだったと思う。


8/3(金)~6(月)
・そのリハ録音を元にもろもろスガタさんとメールで打合せ。
・ガイドトラック作成し送信。参考曲も送る。


8/7(火)
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・スガタさんドラム録音
「ぼくの愛する暮らし」「群青色」「涙が出ちゃうよ」
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・終電帰宅だが、翌日からのダビングのため自宅にてREC。
→仮Vo(上記3曲)、仮Ba(上記3曲)、仮ピアノ(ぼくの~/群青色)、仮EG(涙~)


8/8(水)
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台風直撃も敢行。足立邸にて。
・ナカジCho「旅するように歌うのだ」「涙~」
・みんみんCho「旅するように~」
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後日呼ぼうと思っていた(まだ誘っていなかった)ひらまつ君が偶然来ていたので「涙~」のChoを録り、「ぼくの~」のAG(後日録音)もオファー。なんたるグッドタイミング
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8/9(木)
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足立邸2日目。大森AG「旅する~」「メランコリー」「ぼくの~」
すでに自宅で録音済みの曲も、足立君の録音環境のほうがいい音で録れるので録りなおした。


8/10(金)
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足立邸3日目。
みんみんOrg「ぼくの~」「群青色」
群青色のソロはちょっと“プログレmeets久石壌”的な感じになった。化けた!

というわけで4日連続REC終了。
仕事(都内)→移動→REC→終電(北鎌倉)→出勤...のサイクルでかなり心身ともにボロボロだが進んでよかった。お盆をはさみ後半戦へ。
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