大森元気/残像のブーケの制作日誌

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弾き語りをすると本質が見える/大人な譜面の書き方とは?! (2019.8.8-8.9)

◆ミックス中の曲を弾き語りで歌ってみる
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2019.8.8(木)
久しぶりにスタジオで個人練。レンタルのストラトがいい音していた。(顔怖いけど喜んでます)

これから録る曲の練習に加え、録音中の歌をいくつか歌ってみた。「ぼくの愛する暮らし」や「メランコリー」などは、今ミックス中だが──実際にミックスをしているのは足立君だけど僕が立会い&メールなどで色々リクエストし、それに応えてもらっている状況で、足立君を振り回してしまっているというか、楽器が多すぎて少し混迷しているふしがある。

そんな中、1人で歌ってみたことではっとすることが何度もあった。増えてしまった楽器のバランスに悩んだり、あーでもないこーでもないとアレンジや聞こえ方を試行錯誤しているが、それらの要素をすべて削ぎ落とした弾き語りで歌ってみることで、歌そのものの本質というか、何が大事かということに気づけたような。ミックスのヒントとなりそうな気がした。


◆最後のバンド曲追加
すでに書いたが、バンド曲をもう2曲追加することにした。
当初の構想は、バンド曲は2曲のみで、そこにアコースティック曲を2~3曲足したミニアルバムの予定だった。その案から何度か構想の練り直しを経てフルアルバムになり、バンド曲もどんどん増えていった。

バンド曲の数は、当初2曲(2017.12)から→5曲(2018.8)→7曲 (2018.9)→今回さらに2曲追加で合計計9曲(+ほかに宅録曲もあり)になった。

2曲から9曲にまで増えたのは想定外にも程があるし、構想のやり直しも3回にわたっているのであまり賢い制作工程とは言えない。けれど収録曲のバランスやアルバムの流れが一番しっくりくるものを考え続けた結果、やっと辿り着いた答えで、このラインナップでなければミニアルバムに戻したほうがマシというか、中間はないと今では思っている。

最初から分かっていれば1~2日のセッションで効率的に録れたのだが、そういう経緯で4日スタジオを使用することになってしまった。まあ仕方がない。とにもかくにも、今度こそ最後の追加。Rec開始から1年8ヶ月。ようやく弾き語りを除く全曲のベーシックを録り終えることとなる。モチベーションを保ってしっかり作りこもうと思う。


◆大人な譜面の書き方って?
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2019.8.9(金)
●翌日のバンドRECに向けて譜面書き。勿論メンバーにはあらかじめコード譜を送ってあるが、この日書いたのは別の譜面(2種類)。

・5線譜に、コード・歌詞・小節数の数字をふったもの
・歌詞カードに、コード・小節数の数字をふったもの

外部のRECエンジニアに録音してもらうのは、友人にお願いした場合や、自分がゲストの場合を除けば事務所を離れて以来約10年ぶり。どんな譜面を用意していけばよいのかちょっと迷ってしまった。

必要な事柄のみ書いたシンプルな譜面は日頃から書いていて、それに関しては綺麗に書くことにプライドをかけているし、実際褒めてもらえることも多いのだが、果たしてエンジニアや演奏者が見て知りたい情報がすべて盛り込まれているのか?と疑問が湧き、見直してみようと思ったのだ。

とは言え、何枚にもわたる譜面は個人的にはあまり好きではなくて、できれば見開き1枚に収めたい。そう考えながら書いていくとぎゅっと詰め込まなくてはならず、あんまり見やすいものにならなかったかもしれないなぁ。

人によって必要/不要な情報は異なるだろうし、枚数が増えてもいいから全情報を盛り込んでほしい人もいるかも知れないし...。

若い頃は世間知らずで、悪い意味で天然だったので、いろんな局面において周りに迷惑ばかりかけていた。(それに気づいていない自分もいて、、)譜面に関しても、綺麗には書いてあっても不親切なものだったり、自分流すぎることが多すぎたから、どうしたら気持ちよく進めてもらえるかなあと、今さらながら思っている。

●譜面が書けたところで、持ち込むデータを整理し、USBに移す。