真夏の七日間〜後編〜(2018年8/11~8/21)
通常のレコーディングであれば、まずは楽器類を録ってから、ボーカルを録り、最後にコーラスを録る。当たり前だ。楽器がどんなノリで演奏しているか分からなければ歌は歌えない(もちろん歌が引っ張る場合もあるがそういうときは同録するか、仮で一緒に歌う)。
そしてメインボーカルがどんなニュアンスで歌っているか分からなければコーラスは合わせられない。ウーアー系ならば何とかなるがハモリなどは無理だ。ピッチ(微妙な音程)はもちろん、どのくらい伸ばしたり切ったりすればいいか分からない。
けれど今回、スケジュールの都合から集まれるときにやってしまおうということになり、ドラムを録ったあとは、本来ドラムの次に録るべきベースは後回しにして(仮で僕が弾いた)、来れる人の楽器と、最後に録るべきコーラスを録ってしまうことにした。この作戦が吉と出るか凶と出るか。まだ分からないがとにかく夏の7日間は怒涛の勢いで過ぎていきました。
前編はこちら。今回は後編です。
8/10(金)・13(月)
ナカジにはコーラスに加えエレキギターと鍵盤も依頼した。自宅で録れる環境とのことで後日録ってデータでやり取りすることに。イメージ伝えたり、ほかに入る楽器の数を伝えたり。
8/20(月)
再び足立邸。
●ひらまつりょうた(たけとんぼ/花と風)「ぼくの愛する暮らし」A.Guitar。
以前一緒にライブで演奏してもらった「旅する~」も弾きたそうにしていたが(というか勝手に弾き出している)気づかないふりをする(笑)。本当は参加してもらいたいが、全体の楽器数が多いのでアコギは僕の弾く1本のみ、追加は無理と判断。
●Cho
うちだあやこ「メランコリー」「旅するように〜」「涙が出ちゃうよ」
ひらまつりょうた「涙が出ちゃうよ」
みんみん「旅するように〜」
全部は終わらなかったけどなかなかいいペースで進みました。
「メランコリー」は女の子が主人公なのですが、その子の設定とか考えてくれてて、そのキャラになりきってハモってくれた。
8/21(火)
足立邸ひとまずの最終日。大森Voの日。
「旅する~」は仮で終了、
「ぼくの愛する~」Voとハモり。
「涙が~」も録ったが、録り直すかは後ほど判断。
あと、他の人に頼むChoもアレンジ検討のため仮で録っておいた。
連日の寝不足であまり声が出ず、体調管理もそうだがそもそもスケジューリングに課題。ひとまず「ぼくの~」は本チャンできた...気がする。
ゲストミュージシャンに対するディレクションはてきぱきと出来るが(ナカジに褒められた)、自分が録る段になると途端に弱気になります(苦笑)