大森元気/残像のブーケの制作日誌

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ミックス3日目、苦渋の決断 (2019.8.19-8.26)

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◆自宅作業
2019.8.19 (月)

盆休み終了、日常に戻る。
足立君より8/18のミックス届く(確認は8/21)


8.20 (火)
足立君より8/18に録ったVoデータ(全テイク)届く。後日自分でテイク編集する用。


8.22(木)、23(金)
ミックスをチェックしつつ、修正したいところをピックアップ。


8.24(土)
「ブランケットブルース」
・ギターソロ→REC済みのテイクの中から別テイクに差し替え。
・後半から登場する3本目のギターを新たに録音。リングモジュレータを噛ませ、REC後に手動で(演奏するように)数値を上げ下げし記録。テルミンを飛び道具として使ったときのような派手なプレイを作った。20年近くぶりアプローチ(?)
・ボーカル→テイク編集。

「メランコリー」
グロッケンを一部修正。サビのメロディーをユニゾンするように演奏。ポップスでは多用される手法だがこの曲でわざとらしすぎるかどうか、後日判断したい。

「ぼくの愛する暮らし」
ほぼ完成までいったこの曲だが、8小節だけ出てくる打ち込みドラムのキックの数が多すぎるかちょっと心配になってきた。あさっての立会いミックス時に間引いてみよう。


8/25(日)
「恋は終わってしまった」
先日弾いた大森EGの一部弾き直し。

「旅するように歌うのだ」
すでに録音済みのペダルスチールの整理。

「ブランケットブルース」
VO、ダブル用VOの編集仕上げ→完成。


◆苦渋の決断
8/26(月)
足立邸にて立会いミックス。
「ぼくの愛する暮らし」
・前述のとおりほぼ完成までいっていたが、ピアノの聴こえ方が気になり大もとから直していく。

・1番のAメロ部分で弾いていた大森エレキギターを2本とも削除。楽器が多いので思い切ってミュートしてみるとすっきりした。

良い選択と言うべきだが、このエレキ2本──カッティングが左右からタイミングをずらして聴こえてくる──は、敬愛する伊勢正三氏の名曲「ささやかなこの人生」のオマージュの意味があった。もともと氏の楽曲(数曲)を盛り込んでオマージュしたいというところから作り始めた曲だったので個人的には苦渋の決断と言える。別曲で機会あればまたやってみたいなあ。

・先述の打ち込み部分のキックの音数を減らしてみた。

・コーラスも調整。

「旅するように歌うのだ」
いくつかの楽器を微調整、それからコーラスをあれこれ調整。4声ある上に声質がみんなバラバラなので全体で聴いた時に聴こえ方が均一にならず、自分で歌うときよりずいぶん苦戦している。あえてそれを狙ったのだから選択は間違っていないはずだが、なかなか難しい。

前回ダブルトラック(都合8声)をやめ、シングル×4声にしたことで随分改善した。さらにこの日アコギやマンドリンを下げ、各楽器のオートメーションも書いて聴こえやすくする。

「メランコリー」
各楽器の音量バランス調整、ボーカル修正など。

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※寝てません。落ち込んでません(苦笑)
集中するとこんな感じになります。床でなく椅子の上にしゃがむスタイル。