大森元気の制作日誌

2018年以降の大森元気制作日誌です

今回のアルバムで大事なことは(2018年8/22〜8/23)

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◆保留アルバムと今回アルバムとの合体案?
さすがにもう大きな変更は無しと思っていた収録曲だが、アルバム後半にずっと固定していたサクラサクの場所を前半に動かしてみたら?というアイデアを突然思いつき、そこから2曲(「rain drops「hello,hello & goodby」)追加する案に発展(8/23)。

この2曲はともに10年ほど前の楽曲だが当時は音源化していなくて、2014年に打ち込みで新アレンジしたものを当時のライブでも披露、アルバムにも入れる予定でいた。(※「hello~」は配信&会場限定CDRで発売済)

今作っている作品は、そのアルバムをいったん保留にして作り始めたという経緯があり、保留アルバムも後から完成させようと思っていた(ちょうどビートルズが『Let it be』を後回しにして『Abbey Road』を作ったように)。けれど、もう保留アルバムはバラしてしまい、その中からいくつか今回のアルバムに回してもいいのでは?と思い始めた。


◆11年越しの初録音
youtu.be

「boys & girls」という曲も収録することに決めた。これも保留アルバムに入れようと思っていた曲。

もともとは2007年の楽曲で、岡田梨沙とのユニット”Somebody meets the Waltz”用に作り、ライブでは必ずやっていた。2人とも忙しくなりユニットは休止したが上の2曲同様、打ち込みでリアレンジして2014年久しぶりに披露した(→ダイジェスト動画オープニング)。

今回アルバムに入れることにして、この打ち込みVerも捨てがたいけど、やっぱり一緒に作った梨っちゃんに叩いてもらいたいなと。それで依頼することにした。


8/22(水)

・というわけで追加ドラム録音日決定、その他スケジュール、追加オファーなど
・ナカジにラフミックス送信、メールにて打ち合わせ
・もろもろありLogic X導入(Logic...制作ソフト)


8/23(木)
・収録曲を再考(→冒頭コラム参照)。
「hello,hello & goodby」は決してシングルっぽい曲ではないが、アルバム後半の濃ゆい時間帯を作りたいため(くるりの「World's End Supernova」アルバムバージョンのように繋ぎ目なしでインスト曲に突入していく)。

「rain dropsは短くて箸休め的にいいし、歌詞も雨繋がりでhello~のイントロ的役割も果たせていいなと。


◆今回のアルバムで大事なことは
「季節感」とか「コンセプト」とか大事だし、人一倍好きなのだけど、今1番大事なのは「言い訳なしの良いアルバムを作ること」。それが1番で、あとのつまらないこだわり等は“一人よがり”として片付けるべきだと思う(もちろん、曲を絞り込むときに何らかの縛りやコンセプトを設けないと散漫なものになるのである程度は必要だけど)。前作の候補曲だろうが、過去曲だろうが、そこはリスナーの大部分は気にならないし、気にかけることではないと思う。

コアなリスナーには感謝しつつ、今回はそれ以外のたくさんの人・外に向けて作っていかないと絶対ダメだと思っていて。そのためには「エネルギーの高い曲」を選曲していく必要がある。「全曲シングルっぽく」という意味とはちょっと違うのだけど、ファンの人にしか分からないようなものは入れたくないし、例えばラジオでどの曲が流れてもいいようなクオリティーのもの、開かれたものにしたい。

いつまでたっても収録曲に悩んでいるのも、シングルっぽい新曲を作れたら..とこの期に及んで思っているのも、過去曲をあれでもないこれでもないと引っ張ってきているのも全部そのためだ。武器になるものは何でも使うべきと。

ほかにも大事なことはたくさんあるけど(割愛)とにかく選曲と楽曲のクオリティーのことについて言えば、気をゆるめると自己満足的なものになってしまうし、いろんなことを捨てないままやろうとすると楽曲のエネルギーが下がるのでそこは意識的でいたいなと。

それでもまあ、始まってしまった以上、締め切りを設けないとキリがないし、終わりがなくなるというのも事実。だから諦めも大切だなー。決められた中でベストを尽くすことのほうに専念したほうがいい時期には来ている。それもわかっていつつ。