大森元気/残像のブーケの制作日誌

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ストリングスのお勉強(2019.6.19-7.4)

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6/19(水)
サカナクション山口氏のインタビューを読む【→ブログに書いたので割愛

6/19, 23, 26~28, 30, 7/1~4
◆ストリングスのお勉強
「メランコリー」
ストリングス続き。フレーズあれこれ模索。いろいろやりたくなってしまうが、詰め込み過ぎ&散らかしすぎに注意する。整理されているか、楽曲に対して効果的であるか。

編成は、
・1stバイオリン
・2ndバイオリン
ビオラ
・チェロ
の4声、いわゆるカルテット。本格的なストリングスアレンジは初なので色々勉強しながら。

1stVnと2nd Vnの関係、ビオラの役割など苦労した。自分なりに調べたり研究したりして、2nd...1stとユニゾンやオクターブ・ハモリなど、ビオラ...バイオリンにハモッたりチェロのオクターブにしたりというのが良さそう、と何となく糸口を見つけていく。

あと、フレーズを1st→2nd→ビオラ&チェロというふうに、時間差で追いかけていくというアレンジを作ってみた。これはフレーズ自体は違うけど、乃木坂の楽曲「帰り道は遠回りしたくなる」から着想を得た手法だ。→【こちらも先日のブログに書いています


◆一度恥ずかしいくらいにハマってみること
乃木坂にハマって自分の楽曲「恋は終わってしまった」のアレンジ大転換を思い立ったことは先日日誌で書いた。結局もとのアレンジで行くことにしたが、そのきっかけとなった乃木坂にハマったことや、試作デモ制作で得た知識・テクニックがこの「メランコリー」で役に立っている。

これも過去ブログと重複するけれど、そうやってハマッたときに作ってしまう、「影響受けすぎて恥ずかしいもの」。それ自体はボツになっても、その時期を過ぎれば経験したことを元に自分らしく応用することができるようになるのだなあ。

Perfumeのときもそうで、彼女らにハマらなかったら打ち込みの技術を覚えていなかった。今回の制作には四つ打ちのEDMは1曲もないけれど、より自然な形で打ち込みを使っていて、、デモでも多用した。そう考えると打ち込みを覚えていなかったらまったく違うものになっていただろう。

要するに恥ずかしく映ってもとことん追求すればあとあと自分の糧になっている。もちろんリアルタイムの心の爆発?通常は出ないアイデアやパワーが出るという点も含め── それってやっぱりいいことだなあと思うし、ハマりたいときに恥ずかしくてもとことんハマってみたいなと思う理由の1つだなあ。


短時間ずつだが約1ヶ月かかり、フレーズほぼ確定。次の段階(細かい調整で抑揚や弾き方の再現など)に進む。