大森元気/残像のブーケの制作日誌

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シンセ試行錯誤とPerfumeにハマっていた頃 (2019.9.4-9.17)

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画像:レコーディング専門誌、通称サンレコ中田ヤスタカ氏が特集されてるバックナンバーをかたっぱしから集めたりしてましたねー。

9.13(金)、16(月祝)
「boys & girls」続き。
・ストリングスは暫定(ほぼ完成)でいったんそのままにしてある。

・数日前から入れてみているシンセリードを試行錯誤中。フレーズとともに音色も検討。いろんな音色を試す中で偶然Perfumeの「Magic of Love (album ver)」の音色に似た音を見つけたことから、久しぶりにPerfumeを聴いた。

そこからヒントを得て、シンセが自由に動き回るというアイデア──特に2番はかなり攻撃的に動き回る──を思いつく。(それまではストリングスに寄り添うようなフレーズだった)


[Official Music Video] Perfume 「Magic of Love」 
これはシングルバージョンですが。



Perfumeにハマっていた頃
前記事にも少し書いたけど、Perfumeに突然ハマったのが5~6年前くらいで自分的“打ち込みブーム”が到来、音楽人生に数回しか訪れないような、他の音楽を一切聴けなくなるくらいのハマりっぷりを経験した。

音楽的なことはもちろん、メンバー3人の性格や関係性、チームワークやプロ意識、ダンス、最新テクノロジーと融合した舞台演出、MCの面白さ、MV、売れるまでの苦節ストーリー...。そのどれもが尊敬できて、夢中になった。

ジョギングにはまっていた頃でもありそのBGMとしても非常に有効だったし、仕事や人生に迷っていた頃だったのでストイックに努力して大きな結果を出す姿は精神的な支えともなった。

けれどその後、鎌倉に住むようになる頃(2016年末~)からだんだん遠ざかってしまった。

その理由はいくつか想像するのだけど、どれが本当の理由かは分からない。山暮らしになって都会的なダンスミュージックを聴く気分にならなくなったこと。 好きなものや価値観も少し変わった。Perfumeの音楽性自体も少し変わったのでそれもあるのだと思う。(ほかにも書いたけどきもいファンっぽかったので消しました苦笑)とにかくいろんなことが重なったのだ。

尊敬と応援する気持ちは持ち続けているけど、この2年半くらいはBGMとしてちょっと聴いたくらいで集中して聴くことから遠ざかっていた。

けどこの日久しぶりに聴いてみて本当にカッコよくて、また波が戻ってきたような気もした。中田ヤスタカ氏のユニットであるCUPSULEも本当に久しぶりに聴いて、やっぱりかっこよくて改めて衝撃を受けた。

いろいろ書いたけど勿論パクるという意味ではなく、あくまで方向性やアレンジのヒントとしての話です。


日誌に戻ります。

同日
マッキンから「涙が出ちゃうよ」のベースのデータ届く(すでにラフミックスを送ってもらっていたので初聴きではなかったが、やっぱりカッコいい!)


9/17(火)

「boys & girls」
シンセリードが自在に動き回るアイデアは結局却下した。攻めの姿勢はよいと思えたし、フレーズを詰めていけば何とかなる可能性はあったが、メロディーを邪魔する(邪魔していなくても耳がいってしまう)ことが懸念され、それを解決するべく時間と労力をかけて詰めてみようと思うまでには魅力的なアプローチではなかったと判断。

●シンセ自体をなくしてしまう案も浮上したが、ラストの繰り返すサビでシンセが出てくるところは使いたくて、全削除には至らず。

ラストだけというのもバランス的に微妙なのでBメロで弾いていたが、逆にBメロは無しにしてサビで弾くのはどうだろうか?というアイデアも浮かぶ(翌日試す予定)